土壌環境監理士の目的
土壌環境監理士は、一般社団法人土壌環境センターが認定する資格です。センターは、土壌・地下水汚染の調査・対策を適切に行うには、技術だけでなく法律と環境保全に広い見識を持つ人による総合的な監理が必要だと説明しています。資格制度は、調査・対策に関する正しい知識と判断力を備えた人材を認定し、継続教育の履修を義務付けることで、この分野の技術の向上に役立てることを目的にしています。
センターは土壌環境監理士に必要な知識・技術として、現場作業者と周辺環境の安全への配慮、土壌・地下水汚染関連法の知識、環境リスクの理解、水文・水理地質と汚染物質の特性、調査計画の立案と評価、対策手法の立案と浄化完了の確認、住民・施主・施工者・行政とのコミュニケーションを挙げています。
受験資格
受験には、次の実務経験と資格等の要件を同時に満たす必要があります。
実務経験は、土壌・地下水汚染の調査・対策に関する実務経験が3年を超えること、大学院での土壌・地下水汚染の調査・対策の研究期間が3年を超えること、またはその合計が3年を超えることのいずれかです。
資格等は次のいずれかです。
- 土壌汚染対策法で定める技術管理者試験の合格者
- 技術士のうち、建設部門(土質及び基礎、建設環境)、応用理学部門(地質)、環境部門(環境保全計画、環境測定)、衛生工学部門(廃棄物管理)の登録者
- 水質関係第1種公害防止管理者試験の合格者
- 土壌・地下水汚染に関する研究で学位を得た博士(工学)
- 土壌環境センターの土壌環境保全士の資格を6年以上継続して保有している人
試験の内容と2026年度の日程
筆記試験の解答はすべて記述式です。筆記試験の合格者は面接試験に進み、口頭試問で土壌環境監理士にふさわしい経験と業務遂行能力があるかを確認されます。センターは過去の筆記試験問題を第1回から第25回までホームページで公開しています。
| 項目 | 第26回(2026年度) |
|---|---|
| 受付期間 | 6月1日から7月31日まで |
| 筆記試験 | 9月5日(東京都内) |
| 面接試験 | 11月14日(筆記合格者のみ、東京都内) |
| 受験料 | 一般18,850円(税込)。国家公務員と地方公務員は免除 |
2026年度の受付は終わり、筆記試験も実施済みです。センターは例年6月初旬に試験案内をホームページに掲載するとしています。
登録と更新
土壌環境監理士の名称を使うには、面接試験に合格した後、センターに登録する必要があります。登録手数料は10,470円(税込)で、登録が完了するとセンターのホームページに登録番号と氏名が掲載されます。登録の有効期間は、初回が試験合格日の翌月1日から3年間で、以後は3年ごとに更新します。更新には、センターが関与するセミナーなどに3回以上参加するか、2回参加したうえで環境省の技術管理者の更新講習受講またはセンター指定のレポート提出が必要です。
新規登録の申請には、登録申請書、面接試験合格通知書またはその写し、登録手数料の振込票が必要です。登録証の発行は月末ごとに処理されるため、届くまで2週間から6週間かかります。登録証と一緒に資格者サポートの初期認証の案内が届き、登録内容の変更はこの資格者サポートで行います。土壌環境センターは、土壌環境監理士のほかに土壌環境保全士と土壌環境リスク管理者の資格制度も運営しています。
受験を考える人へ
当サイトの提案:この資格は実務経験だけでは受験できないため、まず資格等の要件のどれを満たすかを確認してください。技術管理者試験などをこれから取る人は、その試験の合格時期から逆算して受験年度を決めるとよいでしょう。受験を決めたら、公開されている過去の筆記試験問題で記述式の分量を確かめ、6月の試験案内の公開を待って申し込んでください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。