どんな検定か
ファッション販売能力検定は、一般財団法人日本ファッション教育振興協会が実施する検定です。ファッション販売の業界で働くための専門的な知識と技術を確かめるもので、文部科学省と経済産業省の後援を受けています。国家資格ではなく、合格しても販売の仕事に就くための条件になるものではありません。
協会が示す各級の程度は、3級がファッション商品知識、販売知識、接客技術、マーケティング、VMDなどの専門教育を1年程度、2級が2年程度学んだ水準です。1級は、専門教育を2年以上履修し、卒業後にショップで3年程度の実務を経験した水準とされています。1級の試験は、若い管理者や責任者の育成を目的に、対面の接客販売で、経営者や本部の支援がある店舗を前提として作られています。
級ごとの試験内容と合格の目安
| 級 | 方式 | 科目と時間 | 合格の目安 |
|---|---|---|---|
| 3級 | マークシート | A科目130問、B科目170問を各90分 | A・Bとも70% |
| 2級 | マークシート | A科目130問、B科目170問を各90分 | A・Bとも70% |
| 1級 | 記述式と選択式 | ショップ・マネジメント知識、販売知識、販売技術の3科目を各90分 | 各科目60% |
2・3級は公式テキストの内容を基に出題され、最近のファッションの動きも範囲に含まれます。2科目のうち1科目だけ合格した場合は科目合格となり、次回と次々回の試験でその科目が免除されます。1級は3科目すべての合格で級合格となり、科目合格は3年以内の受検で免除されます。協会によると、2級以上を取得すると、ジャパンセールスプロフェッショナル資格(JASPA)の一次試験が免除されます。
2026年度の日程と検定料
| 回 | 試験日 | 出願期間 |
|---|---|---|
| 2・3級 第55回 | 2026年7月18日(実施済み) | 4月27日〜5月28日 |
| 2・3級 第56回 | 2026年12月12日 | 9月18日〜10月19日 |
| 1級 第19回 | 2026年10月18日 | 8月1日〜8月31日(締切済み) |
検定料は税込で3級7,150円、2級7,700円、1級15,950円です。科目免除者が受ける場合は1科目5,500円で、1級を3科目受ける場合は15,950円です。2・3級は出願した都道府県内の会場、1級は東京会場のみで行われます。持ち物には電卓も含まれます。
申込と合格後
申込は協会の受検者マイページから行い、支払いはPayPayかクレジットカードです。学校や企業から申込用のQRコードやURLが示されている場合は団体受検になるので、先生や担当者の指示に従います。出願後は会場・級・検定の変更、キャンセル、返金のいずれにも応じてもらえません。受検票は試験日のおよそ1か月前にマイページで確認でき、試験当日は顔写真付きの身分証明書が必要です。
合否結果は試験日から約1か月半後に送られ、合格者には「文部科学省 経済産業省 後援」と明記された電子認定証が届きます。1級で最も成績のよかった合格者には文部科学大臣賞が贈られます。
2027年度からの変更と申込前の確認
協会は2026年7月27日のお知らせで、2027年度からファッション販売能力検定とファッションビジネス能力検定の2・3級を年1回に集約し、11月から12月の後期に行う予定と発表しました。同じ日に午前3級、午後2級を受けられる同日併願制も始まります。検定料は約15%値上げされ、1級など10,000円以上の試験は据え置かれます。正式な日程は10月ごろに発表される予定です。
当サイトの提案:12月12日の2・3級は10月19日まで出願できます。2027年度からは年1回になるので、2026年度中に受けたい人はこの回を逃さないようにしてください。2級と3級のどちらから受けるかは、2・3級の公式テキストを読み比べ、3級の範囲に理解の足りない部分がないかを確かめてから決めると判断しやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。