不動産仲介士とはどんな資格か
不動産仲介士は、特定非営利活動法人日本レジデンシャル・セールスプランナーズ協会(日本RSP協会)が資格認定試験を通じて認定する民間資格です。旧記事は実施団体を一般財団法人日本不動産仲介士協会としていましたが、試験と登録を行っているのは日本RSP協会です。
協会は、不動産仲介の営業担当者には物件情報の提供だけでなく、ビジネスマナーやコミュニケーション、資金計画や税務の知識、価格の動きを根拠をもって説明する力、物件調査と法令の知識、リフォームや建築の知識が求められるとしています。こうした能力を備えた人を試験で認定するのが不動産仲介士です。
試験の方式と出題範囲
試験は、株式会社イー・コミュニケーションズが運営するJ-TestingのCBT方式で行われます。全国150か所以上の会場から、席が空いている日時を選んで予約します。予約には、J-Testingへの無料の会員登録が必要です。予約の変更はマイページからだけでき、受験日の3営業日前の17時を過ぎると変更できません。支払い方法はクレジットカード、コンビニ、ペイジー、受験チケットから選べます。問題は50問の四肢択一で、試験時間は90分です。
出題範囲は、総論、住生活基本法と不動産業界の時事、コンプライアンス等の法令、ビジネスマナー、集客活動、反響対応や資金計画などの接客、物件案内から購入申込まで、価格査定、物件調査・重要事項説明・契約行為、建築知識の10分野です。2026年8月から10月実施分の試験には、2026年3月発表の公示価格と7月発表の路線価が反映されています。協会が販売している教本はそれより前の価格を前提にしているため、最新の数値は国土交通省や国税庁の公表資料で確認するよう案内されています。
受験料と2026年の日程
| 項目 | 案内の内容 |
|---|---|
| 受験料 | 11,000円(税込)。協賛企業会員は9,000円+税で、申込方法が異なる |
| 直近の実施期間 | 2026年8月1日から10月31日まで。会場により受験できる日と時間帯は異なる |
| 予約期限 | コンビニ・ペイジー払いは10月27日17時まで、クレジットカード・受験チケットは10月30日17時まで |
| 登録案内の発送 | 8月から10月の受験分は11月下旬に郵送 |
協会は、12月から2月、4月から6月、8月から10月の受験分について、それぞれ3月下旬、7月下旬、11月下旬に資格登録の案内を郵送すると説明しています。
合格後の登録と更新
合格すると、協会から合格証書と資格登録の案内が届きます。登録するかどうかは本人が選べます。登録する場合は資格登録申込書を出し、登録料12,000円(税別)を払います。登録の有効期限は3年で、期限が過ぎると更新手続きが必要です。合格後すぐに登録しなくても、3年以内ならいつでも登録を申し出られますが、3年を過ぎると再受験して合格しなければ登録できません。
登録者には名刺大の認定証が無償で交付され、協会サイトの登録者ページに氏名や勤務先が掲載されます。名刺に「不動産仲介士」と表示することもできます。一般社団法人日本不動産仲裁機構の調停人研修を受けて調停人登録をすると、不動産売買に関するADR業務を行えると協会は案内しています。
受験前に確認したいこと
当サイトの提案:まずJ-Testingの体験版で画面操作を試し、近くの会場の空き日を確認してから予約すると、予約期限の直前にあわてずに済みます。勤務先が協会の協賛企業会員なら受験料が下がるので、個人で申し込む前に会社へ確認してください。合格後は3年以内に登録しないと再受験が必要になるため、登録料と3年ごとの更新を含めて費用を見積もっておくのがよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。