競売不動産取扱主任者とは
競売不動産取扱主任者は、一般社団法人不動産競売流通協会(FKR)が主催し公認している民間資格です。協会のよくある質問では、国家資格ではないと明記されています。試験では、地方裁判所が行う不動産競売について、入札から落札、明渡しまでに必要な知識が問われます。
協会は、競売不動産に関する助言や手続き代行についての法整備がなく、「競売代行業」をうたう業者とのトラブルの相談が増えていることを背景に、競売不動産について的確に助言できる人材を育てるとしています。また、この資格は一般社団法人日本不動産仲裁機構のADR調停人の基礎資格とされています。
2026年度試験の日程と受験料
| 項目 | 2026年度 |
|---|---|
| 出願期間 | 2026年8月1日から10月31日まで。郵送は当日消印有効、インターネットは23時59分59秒まで |
| 受験案内の郵送請求 | 10月20日まで |
| 受験票の送付 | 2026年11月11日 |
| 試験日時 | 2026年12月13日、14時から16時 |
| 試験地 | 札幌、仙台、金沢、さいたま、千葉、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇 |
| 受験料 | 14,500円(税込)。クレジット決済は別に事務手数料350円 |
| 合格発表 | 2027年1月13日9時。協会サイトに受験番号を掲載 |
受験資格はありません。いったん払い込んだ受験手数料は、申込みが受理されなかった場合を除いて返還されません。試験地の変更は原則として認められていません。
試験の内容
試験は50問の四肢択一です。出題範囲は、不動産競売の実務、民事執行法、民事訴訟法、民法、宅地建物取引業法、都市計画法、建築基準法、税法です。裁判所の資料を正確に読み取る力や、競売不動産の出品から落札、明渡しまでと、それに付随する法律知識が問われます。協会のサイトでは過去問のサンプルを公開しています。
主任者登録と更新
合格者には合格証明書とあわせて登録申請の書類が送られます。登録は任意ですが、「競売不動産取扱主任者」として主任者証の交付を受けるには登録が必要です。登録するには、協会が主催または指定する競売不動産取扱主任者登録講習を修了しなければなりません。講習は会場受講かインターネット受講を選べます。2026年春季の登録では、合格発表後の1月14日から2月20日まで登録申込みを受け付け、宅地建物取引士証または合格証、住民票、顔写真の提出を求めていました。
注意したいのは、宅地建物取引士資格試験に合格していない人は登録できない点です。試験は誰でも受けられますが、主任者証を持つには宅建試験の合格が前提になります。成年被後見人や被保佐人、刑の執行後5年を経過していない人なども登録できません。協会は、試験合格の効力は合格した年度の後も続き、登録要件を満たせば登録できると説明しています。
主任者証の有効期間は5年です。更新は、協会から送られる更新講習テキストで自習し、課題を提出することで行います。2026年秋季の更新では、有効期限が2026年9月30日の人を対象に、6月1日から8月31日までインターネットで申込みを受け付け、課題の提出期限を9月16日、新しい主任者証の発送を9月下旬としていました。
受験を考える人へ
当サイトの提案:最初に、宅建試験に合格しているかどうかを確認してください。まだの人は、競売不動産取扱主任者の試験に合格しても主任者証は受け取れないので、宅建試験の受験計画とあわせて考える必要があります。出願は10月31日が締切で、郵送で願書を取り寄せる場合は10月20日までに請求が必要です。準備としては、協会の過去問サンプルで民事執行法の出題の形を確かめ、裁判所の資料を読む練習をしておくとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。