QC検定の位置づけ
品質管理検定(QC検定)は、品質管理に関する知識をどの程度持っているかを全国で試験を行って客観的に評価する検定です。一般社団法人日本品質管理学会の認定を受け、一般財団法人日本規格協会と一般財団法人日本科学技術連盟が主催しています。申込や問い合わせの窓口は日本規格協会の品質管理検定センターです。第1回は2005年に行われ、合格者は累計77万名を超えています。
QC検定は法律に基づく国家資格や公的資格ではなく、民間の検定です。公益社団法人全国工業高等学校長協会が協賛しており、工業高校生はジュニアマイスター顕彰制度の点数に加算できます(2級12点、3級4点、4級2点)。
各級の対象と受検資格
級は1級(準1級)から4級までの4段階です。1級・準1級は品質管理部門や技術系部門のスタッフなど品質管理全般の知識が求められる人、2級はQC七つ道具などを使って品質に関わる問題を自ら解決し、改善活動をリードする人が対象です。3級はQC七つ道具などの個別手法を理解し小集団活動のメンバーとして活動する人や大学生・工業高校生など、4級はこれから企業で働く人や高校生などを想定しています。受検資格の制限はなく、どの級から受けてもかまいません。
試験方式と受検料
第40回(2025年9月実施分)から、3級と4級はCBT方式に変わりました。品質管理検定センターが指定する全国のテストセンターで、パソコンに表示される問題に解答します。試験時間は90分で、自宅では受検できません。同じ開催回の中で同じ級を繰り返し受けることはできません。第42回の受検料(税込)は3級5,830円、4級4,400円でした。個人申込では、試験期間のうち予約日の3日後から翌3か月先の月末までの日時を、受検者マイページで自分で予約します。団体申込でも複数人の試験予約を一括で行うことはできず、受検者ごとに予約が必要です。結果と合格証の電子データは受検者マイページに保管されます。
1級と2級は年2回の一斉筆記試験です。2級はマークシート90分、1級はマークシート90分と論述30分です。第42回の受検料(税込、個人・団体A)は1級11,880円、2級7,150円、1・2級併願17,050円でした。受検地は都道府県単位で選び、具体的な会場は受検票で通知されます。
第43回の日程
第42回の1級・2級は2026年9月27日に終わり、WEB合格発表は11月6日の予定です。次の第43回は次のとおり予定されています。
| 級 | 申込受付 | 試験日 |
|---|---|---|
| 3級・4級(CBT) | 2026年10月19日〜2027年2月21日 | 2026年12月14日〜2027年3月21日の期間内で予約 |
| 1級・2級(筆記) | 2026年12月11日〜2027年1月21日 | 2027年3月21日 |
第43回の受検料などの詳細は、決まり次第公式サイトに掲載されると案内されています。
合格基準
2級と3級は、出題を手法分野と実践分野に分け、各分野の得点がおおむね50%以上、総合得点がおおむね70%以上で合格です。4級は総合得点おおむね70%以上です。1級はマークシートの一次試験で総合得点おおむね70%以上かつ各分野50%以上を満たすと準1級となり、さらに論述の二次試験でおおむね70%以上を取ると1級に合格します。準1級合格者は、直後の回に限り一次試験を免除して受検できます。
受検する級の選び方
当サイトの提案:品質管理を初めて学ぶ人や新入社員は、4級か3級から始め、QC七つ道具を一通り使えるようになってから2級を考えるとよいでしょう。3級・4級は約3か月の試験期間の中で日時を予約する方式なので、申込開始後すぐにテストセンターの空席を確認し、試験日を先に決めると学習計画を立てやすくなります。2級以上を目指す場合は、公式サイトの品質管理検定レベル表で自分の級の試験範囲を確認してから教材を選んでください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。