保育士は、子どもの保育と保護者への保育に関する指導を行う専門職です。児童福祉法に基づき、指定保育士養成施設を卒業する経路、または保育士試験に合格する経路で資格を得て、都道府県の登録を受けます。試験対策を始める前に、養成施設経由と試験経由のどちらを選ぶか、試験の受験資格があるかを確認してください。
試験を受けるための学歴・実務経験
大学・短期大学・高等専門学校の卒業などによる受験経路があります。専門学校の場合は、所定の専修学校専門課程で修業年限2年以上などの要件があり、すべての専門学校や民間スクールの卒業が対象になるわけではありません。在学中の受験にも、修得単位数や卒業見込みなどの条件があります。
高校卒業等の学歴に加え、児童福祉施設で2年以上かつ2,880時間以上、児童の保護に従事した経路や、対象施設で5年以上かつ7,200時間以上従事した経路もあります。対象施設以外での勤務や見込みによる受験では、知事認定が必要となる場合があります。勤務期間だけでなく施設の種類と総時間数を確認しましょう。
1991年3月31日までの高校卒業者、1996年3月31日までの高校保育科卒業者には経過措置があります。卒業年度や学校区分によって必要書類が変わるため、公式の受験資格案内で照合してください。
2026年後期の試験日と申込状況
- 筆記試験:2026年10月24日(土)・25日(日)。
- 実技試験:2026年12月13日(日)。
通常の申請期間は7月3日~7月23日、2026年前期の実技試験不合格者向けの申請期間は7月29日~8月10日でした。確認日の2026年10月2日時点では、どちらも終了しています。会場、集合時刻、受験する科目・分野は受験票で確認します。
筆記・実技の合格条件
筆記試験は9科目で、各科目の満点の6割以上が合格基準です。「教育原理」と「社会的養護」は、同じ回の試験で両科目とも6割以上を取る必要があります。片方だけ基準を満たしても、この組み合わせの合格にはなりません。
実技試験は、音楽・造形・言語から2分野を選択し、選んだ2分野とも満点の6割以上が必要です。原則として筆記全科目の合格者が受験し、幼稚園教諭免許状所有者等には免除制度があります。過去の合格科目の免除や延長制度は、自分の合格年度・保有資格・経験を使って公式案内で確認します。
受験手数料と取得までの費用
筆記または実技に受験する科目・分野がある場合、受験手数料は12,700円です。オンライン申請では決済の事務手数料が加わり、クレジットカードは合計13,054円、コンビニ決済は合計12,975円となります。全科目・全分野免除者の手数料は別区分です。
教材費や講座費、交通費、資格取得後の登録費用は別に見積もります。養成施設に進む場合は、試験対策講座の料金ではなく、指定養成課程の学費や実習条件を比較してください。
合格後の登録と学習準備
試験に合格しただけで保育士としての登録が自動的に完了するわけではありません。指定養成施設の卒業者も含め、保育士として働く際は登録を申請し、保育士証の交付を受ける必要があります。
当サイトの提案:まず受験資格と必要書類を確定し、筆記科目の免除状況を一覧にしてください。そのうえで筆記と実技それぞれの準備時間を確保します。実技の選択分野は、用意できる練習環境も含めて検討すると計画を立てやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。