JAFライセンスの等級と出られる競技
JAFの四輪ドライバーライセンスは、FIAが発給するスーパーライセンスを最上級として、国際A、国際B、国際C-C、国際C-R、国内A、国内Bの順に等級が分かれています。上級のライセンスは、下級のライセンスで出られる競技すべてに有効です。
| ライセンス | 出場できる主な競技 |
|---|---|
| 国内B | JAF公認のラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアル、ドリフト、ヒルクライムなど。レースには出られない |
| 国内A | JAF公認の国内格式以下のレース。JAF地方選手権レースなど |
| 国際C-R | パワーウェイトレシオが3kg/hpを超えるロードカーと、国際格式のラリー、クロスカントリー、ヒルクライム |
| 国際B | パワーウェイトレシオが1〜2kg/hpの車両を使う競技 |
| 国際A | パワーウェイトレシオが1kg/hp以下の車両を使う競技 |
国内Aと国内Bは、本人がドライバーとしてJAF公認の国内競技に参加する場合に限り、エントラントライセンスを兼ねることができます。国際ライセンスを新しく申請するときは、FIAのeラーニングによる安全講習を受ける必要があります。
国内Bライセンスの取り方
国内Bの取得条件は、18歳以上で普通自動車以上の運転免許証を持っていることと、JAFの個人会員であることです。取得方法は大きく2つあります。1つは、全国のクラブやJAF支部が開く対面型などの講習会か、24時間受講できるオンライン講習会を受講する方法です。もう1つは、オートテストなどのJAF公認クローズド競技に出場し、指定のヒートを完走して出場証明を受け、窓口で申請する方法です。
オンライン講習会は動画を視聴して理解度チェックを受ける形式で、所要時間は約90分、受講料は6,000円です。受講完了から30日以内にライセンス申請が必要で、申請料は3,100円です。対面型の講習会は、JAFの案内では教材費込みで5,000〜6,000円程度とされています。
国内Aライセンスと上の等級
国内Aは、講習会を受講して試験に合格すると取得できます。講習会の受講前24か月以内に、国内Bを持つ人はラリーやジムカーナなどに1回以上出場して完走するか、公認サーキットでのスポーツ走行経験が25分以上あることが条件です。国内Bを持っていない人は、スポーツ走行経験が50分以上必要です。講習会は規則の講義、筆記試験、走行実技試験で構成され、筆記試験は規則書の持ち込みが認められています。満16歳以上18歳未満でカート競技の出場実績がある人は、フォーミュラ車両のレースに限って有効な限定Aライセンスを申請できます。
費用と更新
| 許可証 | 新規・更新の許可証料 |
|---|---|
| 国内B | 3,100円 |
| 国内A・限定国内A | 4,100円 |
| 国際C-C・C-R | 10,500円 |
| 国際B | 12,700円 |
| 国際A | 14,800円 |
| 公認審判員3級 | 3,100円 |
JAFの手数料規定では、講習会受講料の上限を、Aライセンス講習会は国内B所持者が21,200円以内、国内B非所持者が25,100円以内と定めています。ライセンスの有効期限は毎年12月31日までで、更新にはJAF個人会員の有効期間内であることが必要です。審判員として運営に関わりたい人は、18歳以上のJAF会員であれば公認審判員B3級を取得でき、すでにドライバーライセンスを持つ人は交付申請だけで取得できます。公認競技会で公認審判員の役務を補助した実績があれば、それを根拠に3級を新規申請することもできます。オンライン講習会の受講者は、国内Bと同時に公認審判員B3級を申請でき、その場合は1種目3,100円、2種目目からは1種目500円が加算されます。
当サイトの提案:まずJAFの競技会カレンダーで出たい競技を探し、その競技が国内Bで出られるのか国内Aが必要なのかを確認してください。国内Bから始める人は、近くのクラブが開く講習会に出ると、取得後の競技参加についても主催者に相談しやすくなります。レースを目指す人は、国内Aの条件になるスポーツ走行時間を走るサーキットで証明を受けられるかを事前に確かめておくと手戻りがありません。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。