自転車安全整備士とは
自転車安全整備士は、公益財団法人日本交通管理技術協会が「自転車安全整備技能検定」の合格者に付与する称号です。令和8年度の受験案内によると、昭和53年の道路交通法改正を受け、昭和54年10月に警察庁の指導のもとで「自転車安全整備制度」が発足しました。試験は経済産業省と警察庁が後援しています。法令上の国家資格ではなく、協会が認定する民間資格です。
自転車安全整備士は、自転車安全整備店で自転車を点検・整備し、道路交通法令の基準に適合する普通自転車にTSマークを貼ります。あわせて利用者に交通ルールや正しい乗り方を指導し、学校での自転車点検や安全利用講習会にも携わります。
受験資格と試験科目
受験資格は、18歳以上(令和8年度は平成20年9月16日までに生まれた人)で、自転車の点検・整備と安全利用に関する指導について2年以上の実務経験があることです。試験は実技・学科・面接の3科目で、すべてに合格すると総合合格になります。実技試験は自転車技士と共通で、受験者が持参したスポーツ車またはマウンテンバイクを七分組の状態から分解し、組み立てます。
| 受験科目(安全整備士のみ受験) | 受験手数料(税込) |
|---|---|
| 実技・学科・面接の全科目 | 28,600円 |
| 実技のみ | 18,040円 |
| 学科のみ | 7,590円 |
| 面接のみ | 2,970円 |
自転車技士と同時に受験する場合、全科目で39,160円です。総合で不合格でも、合格した科目は次に行う試験に限り受験と手数料が免除されます。
2026年度の日程と結果発表
2026年度の受験申請は、5月19日から6月1日までインターネットで先着順に受け付けられ、すでに締め切られています。試験は7月22日の大阪府堺市を皮切りに、つくば、札幌、京都、仙台、千葉、神戸、埼玉など8日程で行われ、9月16日の東京都八王子市が最終日でした。合格発表は2026年10月26日10時に協会のホームページで行われ、その後合否通知書が郵送されます。年度内に受験できるのは1回だけです。
試験当日は9時から受付が始まり、実技試験は準備作業の後、10時20分から分解、11時10分から12時30分まで組立を行います。午後は13時40分から学科試験、15時10分から面接試験です。実技が免除された人は13時から学科試験会場で受付をします。受験票は7月上旬に郵送されます。
TSマークと整備店の仕組み
TSマークには、点検基準日から1年間有効の賠償責任保険と傷害保険が付いています。緑色は死亡・傷害の賠償責任補償で限度額1億円(示談交渉サービス付き)、赤色は死亡・重度後遺障害(1〜7級)で1億円、青色は同じく1,000万円です。
TSマークを扱えるのは、協会に登録された自転車安全整備店です。登録には5平方メートル以上の作業場や必要な工具の備付けが求められ、3年ごとの更新が義務づけられています。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:2027年度の受験を目指す人は、両協会のホームページで次年度の受験案内が公表されたら受付期間を確認し、受付開始直後に申し込めるよう準備してください。受付は会場ごとの先着順で、定員に達すると終了します。実技に持ち込む自転車は、車輪径26以上、アルミリム、キャリパブレーキなど細かな仕様が決められているため、受験案内の条件と照らし合わせて早めに用意しておくと安心です。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。