「情報安全管理士」という名称について確認できたこと
編集部は2026年10月3日に、「情報安全管理士」という名称の資格を実施する団体や試験要項を探しましたが、公式資料を確認できませんでした。そのため、この名称の資格について実施団体、受験資格、試験内容、日程、受験料は示せません。
旧記事の本文は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する情報処理安全確保支援士試験の内容を、そのまま「情報安全管理士」の説明として載せていました。名称が異なる資格を同じものとして扱うと、申込先や費用を誤解するおそれがあります。以下で説明する情報処理安全確保支援士は、名称の似た別の資格として比較のために紹介するものです。
比較:情報処理安全確保支援士試験とは
情報処理安全確保支援士試験は、IPAが実施する国家試験です。合格者には経済産業大臣から合格証書が交付され、所定の登録手続きをすると国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」の資格保持者になります。試験に合格しただけでは登録セキスペにならない点に注意が必要です。
IPAは対象者像を、サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して、企業や組織の安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、対策の調査・分析・評価と指導・助言を行う人と説明しています。登録後は所定の講習を修了して更新手続きを行う必要があります。
比較:令和8年度の日程と手数料
令和8年度(2026年度)の情報処理安全確保支援士試験は、前期・後期ともにCBT方式で実施されます。試験科目は科目A-1、科目A-2、科目Bです。
| 区分 | 申込受付期間 | 科目A-1・A-2 | 科目B |
|---|---|---|---|
| 前期 | 2026年10月6日10時〜10月24日17時 | 10月17日〜10月27日 | 11月11日〜11月23日 |
| 後期 | 2027年1月27日〜2月27日 | 2月20日〜3月2日 | 3月16日〜3月28日 |
受験手数料は7,500円で、情報処理安全確保支援士試験は非課税です。申込はインターネットで行い、実施期間中に空席のある会場と日時を選びます。前期の合格発表は2027年2月頃、後期は2027年6月頃の予定です。科目A-1は、令和8年度前期の場合、令和6年度春期から令和7年度秋期までの応用情報技術者試験・高度試験・情報処理安全確保支援士試験の合格者などが免除を申請できます。IPAは2027年度から新しい試験制度に移行する予定も公表しています。
科目A-1・A-2の得点は試験終了後に試験端末に表示され、マイページでも確認できます。科目Bの得点は端末に表示されず、前期は2027年1月頃、後期は2027年5月頃にマイページで照会できる予定です。身体の不自由などでCBT方式を受けられない人には、ペーパー方式の特別措置試験があり、申込時に審査書類の提出が必要です。
申込前に確認したいこと
「情報安全管理士」という名前で講座や認定の案内を見かけた場合、それが国家試験なのか、民間団体の認定なのかを最初に確かめる必要があります。名称の似た民間資格もあるため、運営団体の正式名称を確認することが大切です。
当サイトの提案:案内に書かれた実施団体の正式名称と所在地を確認し、その団体の公式サイトで試験要項、受験料、合格後の登録や更新の有無を読んでください。国家資格を目指しているのであれば、IPAの試験区分一覧で情報処理安全確保支援士試験のページを開き、令和8年度前期の申込受付が10月6日に始まることを確認したうえで、科目A-1の免除対象になるかを自分の過去の合格歴と照らし合わせてください。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。