保守点検を担う浄化槽管理士
浄化槽管理士は、浄化槽の保守点検に必要な知識・技能を認める国家資格です。設備の動作や処理の状態を確認する保守点検と、槽内の汚泥等を取り除く清掃、指定検査機関による法定検査は、制度上区別されています。
免状を取得したことだけで、清掃業の営業許可や指定検査機関としての権限まで得られるわけではありません。就職・転職を検討する際は、募集業務が点検、清掃、検査のどれに当たるかを確認します。
試験と指定講習、二つの取得経路
浄化槽法第45条では、管理士試験の合格者と、環境大臣が指定した機関の講習課程を修了した人が、免状の交付対象とされています。日本環境整備教育センターの試験・講習案内では、学歴や実務経験による受験・受講制限はありません。
試験を選ぶ場合は、試験日までの学習計画を自分で組みます。講習を選ぶ場合は、定められた講義の受講と考査が必要です。費用だけでなく、受講に使える時間や日程を比較して選びましょう。
2026年度の国家試験
2026年度試験は10月25日、受験手数料は23,600円です。浄化槽概論、浄化槽行政、構造及び機能、工事概論、点検・調整・修理、水質管理、清掃概論の7分野から計80問が出題されます。
受付期間は2026年7月1日から8月6日で、確認日時点では終了しています。これから受験する方は次回の実施要領を確認してください。出願済みの方は、受験票の配信と会場、当日の時間割を確認しましょう。
2026年度のオンデマンド講習
センターの2026年度講習は、80時間の講義動画を指定された期間内に受講し、別途考査を受ける方式です。受講料は153,400円で、浄化槽設備士が一部免除を選択する場合は142,100円です。講義の一部が免除されても、考査自体が免除されるわけではありません。
視聴期間には複数の設定があり、考査の開催地・日も決まっています。「オンデマンドだからいつでも申込み・修了ができる」と考えず、申込期間、視聴期限、考査日に合わせて選んでください。
免状申請と学習の進め方
試験合格または講習修了後は、免状交付を申請します。センターの案内では、合格証書または修了証書の写し、本人事項を確認する書類などを提出し、2,300円の収入印紙が必要です。試験・講習の費用と免状申請費は別に見積もります。
当サイトの提案として、まず浄化槽内の水の流れと各装置の役割を図で整理し、点検項目と異常時に確認する記録を結び付けて学ぶと、用語だけの暗記を減らせます。法規と数値を含む分野は古い教材との差を確認し、実務では自治体の保守点検業登録や研修の案内も確かめてください。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。