どんな検定か
ジュニア・プログラミング検定は、プログラミングを学ぶ子どもを対象に、Scratchを使ったプログラミングの力を測る民間の検定です。主催・認定はサーティファイ情報処理能力認定委員会で、2016年12月から開催されています。正式な試験名は「ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門」です。公式サイトには、ScratchはMITメディア・ラボのグループが開発したもので、この検定の監修や運営にはMIT側は関わっていないと明記されています。
試験は、ブロックの名前を答える形式ではありません。問題文と完成例のムービーを見ながら、制限時間内にゲームや物語などの作品を1つ完成させる実技試験です。全級で、指示どおりに作ったあとに自分のアイデアを加えて説明する「アレンジ問題」が出ます。上位のSilverとGoldでは、すでにあるプログラムを直す「仕様変更」も出題されます。
4つの級と受験料
| 級 | 試験時間 | 受験料(税込) | 出題例 |
|---|---|---|---|
| Entry(4級) | 30分 | 2,900円 | おいかけっこゲーム |
| Bronze(3級) | 40分 | 3,100円 | レースゲーム |
| Silver(2級) | 40分 | 3,300円 | 計算ゲーム |
| Gold(1級) | 50分 | 3,500円 | シューティングゲーム |
Entryは1つか2つのスプライトを条件分岐や繰り返しで動かすレベル、Goldは複数の条件分岐や演算、入れ子構造を使って多くのスプライトを連動させるレベルと定められています。合格基準は得点率60%以上で、対応するのはScratch2.0と3.0です。各級で出題されるブロックは、公式サイトの出題範囲表で確認できます。2026年3月31日時点の累計受験者数は51,852名です。
公開試験の終了と今の受け方
サーティファイが日程を決めて行う公開試験は、2026年3月8日の第8回が最後でした。現在、個人で受ける場合は、プログラミングスクールなどの認定会場で行う「随時試験」を使います。流れは次のとおりです。
- 公式サイトの随時試験会場検索で、受けられる会場を探す
- 会場に連絡し、試験日時、申込期間、申込方法、結果の受け取り方を確認する
- 会場が指定する方法で申し込み、受験料を会場に払う
- 試験後1か月ほどで結果が出て、会場が決めた方法で受け取る
スクールに通っている場合は、所属スクールが団体として検定を実施しているかを先生に確認します。実施していない場合は、サーティファイ認定試験事務局に問い合わせると、スクールの先生向けに実施資料が案内されます。
参考までに、終了前の公開試験は、1回の試験日にEntryとSilver、またはBronzeとGoldの2つの級を組み合わせて実施していました。最後の3回は次のとおりです。
| 回 | 試験日 | 実施級 |
|---|---|---|
| 第6回 | 2025年3月9日 | Entry・Silver |
| 第7回 | 2025年7月27日 | Bronze・Gold |
| 第8回 | 2026年3月8日 | Entry・Silver(これ以降の開催なし) |
合格後の認定証
合格すると、サーティファイ情報処理能力認定委員会から認定証が発行され、合格した級に応じたバッジも贈られます。受験者全員に、出題分野別の正答状況などの結果情報が提供されます。認定証の再発行は認定日から1年以内に限られ、記載内容の誤りや姓の変更は1,200円、紛失は2,000円(いずれも税込)の手数料がかかります。
認定日から1年以上たって認定証を再発行できなくなった場合は、代わりに「認定証明書」の発行を申請します。公式サイトは、この検定の使い方として、子どもや指導者がどこまでできるようになったかを確かめて次の学習段階を決める指針にすることや、合格の経験を次の目標への意欲につなげることを挙げています。
保護者・指導者の方へ
当サイトの提案:最初に試験要項の出題範囲表で、お子さんが普段使っているブロックがどの級に当たるかを確かめてください。次に公式のサンプル問題を時間を計って解き、制限時間内に作品を完成させられるかを見ます。そのうえで近くの認定会場に、試験日と受験料の支払い方法を問い合わせる順番がおすすめです。公開試験はもう開催されないので、古い案内を見て申込期間を待たないよう注意してください。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。