住宅ローンアドバイザーとはどんな資格か
住宅ローンアドバイザーは、一般財団法人住宅金融普及協会が運営する民間資格です。協会は、住宅ローンを選ぶ人が自分に合った商品を選べるように、消費者保護と説明責任を意識しながら、商品の特性やリスクを正確に説明できる人を住宅ローンアドバイザーと位置づけています。講習カリキュラムや効果測定、登録の運営については、有識者で構成する住宅ローンアドバイザー委員会から提言や助言を受けていると説明されています。
旧記事では実施団体として金融検定協会の名前も挙げていましたが、協会サイトで確認できる「住宅金融普及協会 住宅ローンアドバイザー」は住宅金融普及協会の登録商標で、取得手続きもこの協会が一括して行います。他団体の住宅ローン関連の検定とは別の制度です。
取得までの流れと講座の内容
資格を得るには、協会の住宅ローンアドバイザー養成講座を受講し、講座内の効果測定に合格したうえで、協会に登録します。講座は基礎編と応用編に分かれ、年2回開かれています。受講にあたって年齢や実務経験は問われません。
2026年度はAコースだけが設定されており、Bコースの開催はありません。Aコースでは、講義映像をWebで視聴します。基礎編は約4時間30分、応用編は約4時間の映像で、配信期間中は繰り返し見られます。基礎編を見終えたあとにWeb上で基礎編の効果測定を受け、合格すると応用編に進めます。応用編の効果測定は会場で受験します。
基礎編では住宅ローンの基礎知識、金利の種類と返済方法、コンプライアンス、説明責任、借入額の計算などを学びます。応用編では金利タイプごとのリスク、繰上返済と借換え、住宅関連の税金、購入から借入れまでの手続き、借り手のタイプ別の選び方を扱います。テキストは住宅ローンアドバイザー委員会の監修です。
2026年度第2回の日程と費用
| 項目 | 協会サイトの記載 |
|---|---|
| 申込受付 | 2026年9月14日から11月13日まで。先着順で、会場が定員になると締め切り |
| Web講習の配信 | 2026年9月14日から応用編効果測定の前日まで |
| 応用編効果測定 | 2026年12月8日、9日、10日の各15時から16時。受験日はクラスごとに選択 |
| 受講料 | Aコース23,100円。テキスト代と効果測定料、消費税を含む |
| 登録料 | 11,000円。登録有効期間は登録日から3年間 |
効果測定には電卓を持ち込めますが、金融電卓やローン電卓、関数機能のある電卓は使えません。顔写真付きの本人確認書類を忘れると受験できない点にも注意が必要です。
修了基準と直近の実施状況
協会が公表している修了の判定基準は、効果測定40問のうち29問以上の正解で、かつ計算問題10問のうち6問以上の正解です。2026年度第1回は申込者1,117名、受講者949名、修了者751名で、修了率は79.1%でした。協会は効果測定の問題と解答も公開しており、第1回の問題は2026年4月1日時点の法令等に基づいて作られています。
登録と更新の手続き
効果測定に合格すると、修了証書とあわせて登録申請書が届きます。登録しないまま住宅金融普及協会が認定する住宅ローンアドバイザーを名乗ることはできません。登録申請ができるのは、講座を修了した日から1年を経過する日の翌月末までです。期限を過ぎると申請できなくなります。
登録者には、カード型の登録者証が交付され、希望すれば登録者検索サービスに氏名や連絡先を掲載できます。登録有効期間は3年で、継続するには有効期間内に継続講習課題を修了し、登録更新料11,000円を払って更新します。更新手続きは有効期限の半年前から可能です。禁錮以上の刑の執行後2年を経過しない人などは登録できないと登録規程で定められています。
申込前に確認したいこと
当サイトの提案:まず協会サイトの受信環境確認で講義映像が見られるかを試し、そのうえで応用編効果測定の会場とクラスを選んで申し込むと手戻りが少なくなります。次に、公開されている第1回の効果測定問題を解き、計算問題で6問以上取れるかを確かめておくと準備の目安になります。合格後は登録申請の期限を手帳に書いておき、登録後は3年後の更新時期も控えておくことをおすすめします。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。