介護事務管理士はどんな試験か
介護事務管理士は、株式会社技能認定振興協会(JSMA)が実施する民間の技能認定試験です。公式ページによると、2000年に介護事務者の資格試験として始まりました。介護サービス事業所での受付や会計、介護報酬の請求(レセプト)業務に必要な知識を確認する内容です。
受験資格は問われません。介護事業所で働いた経験がなくても申し込めます。合格者には「介護事務管理士」の称号が与えられ、認定合格証が交付されます。
試験の内容と受験方法
試験は学科と実技の2科目です。学科は択一式の10問で、共通問題7問と選択問題3問に分かれます。出題範囲は介護保険制度や介護報酬の請求に関する法規、介護給付費単位数の算定、介護給付費明細書の作成、介護用語です。
実技はレセプト点検問題です。居宅サービス、施設サービス、地域密着型サービスから出題される6問のうち2問を選んで解答します。試験は現在使われている介護給付費単位数表に基づいて出題されます。
受験方法は2種類あります。紙の在宅試験は、受験日の3日前頃に問題が郵送され、自宅でテキストやノート、計算機を使って解答し、期限までに返送します。インターネット試験(IBT)は、決済後2週間以内に、パソコンやスマートフォンから学科・実技あわせて120分で受験します。
公式のよくあるご質問では、電卓以外の電子機器は持ち込めず、点数表・テキスト・ノートなどの資料は持ち込めると案内されています。
2026年度の日程と受験料
紙の在宅試験は毎月1回、日曜日に実施されます。2026年度の日程は次のとおりです。
| 年 | 在宅試験の実施日 |
|---|---|
| 2026年 | 4月26日、5月24日、6月28日、7月26日、8月23日、9月27日、10月25日、11月29日、12月20日 |
| 2027年 | 1月24日、2月28日、3月28日 |
2026年10月8日時点の公式ページでは、次回の在宅試験を2026年11月29日とし、申込期間を2026年8月2日から11月1日までと案内しています。IBTは日程の指定がなく、申込後いつでも受験できます。
受験料は、在宅試験・IBTとも学科と実技をあわせて5,500円(税込)です。WEBから在宅試験を申し込む場合は、別に230円の事務手数料がかかります。納入した受験料は返金されず、申込後のキャンセルや受験月の変更もできません。
合格基準と合格率
IBTの合格基準は、学科と実技の総合計で70%以上の得点です。受験後すぐに画面で結果が表示され、合格証は試験翌月15日に認定され、デジタル認定証がメールで案内されます。
紙の在宅試験の合格基準欄には、実技・学科それぞれ約80%以上という見出しと、「60%以上の得点で、かつ全問題の得点合計が80%以上」という注記が並んでいます。同じ欄に総合計70%以上という表記もあり、2026年10月8日時点では、どの条件で判定するかを公式ページだけでは一つに絞れませんでした。紙試験を受ける人は、申込時の案内で判定条件を確認してください。結果は試験後1か月以内に文書で通知されます。
公式の合格実績によると、介護事務管理士の合格率は2025年9月が81.4%、10月が77.8%、11月が81.1%、12月が75.6%、2026年1月が77.9%、2月が73.3%です。
申し込む前に確認すること
介護事務の資格はほかの団体も実施しています。名称が似ていても、問題構成や申込方法、合格基準は団体ごとに異なります。申込画面で試験名と主催者が「技能認定振興協会」になっているかを確認してください。
公式のよくあるご質問では、介護報酬は3年ごとに改定されると説明されています。教材を選ぶときは、受験時点の介護給付費単位数表に対応しているかを確かめましょう。
当サイトの提案:日程に縛られずに受けたい人はIBT、紙に書き込みながら解きたい人は在宅試験を選ぶとよいでしょう。在宅試験を選ぶ場合は、申込締切と郵送の日数を考えて、受けたい月の締切日を先に確認してください。実技は6問から2問を選ぶ形式なので、居宅・施設・地域密着型のどの分野で解答するかを、問題演習の結果から早めに決めておくと復習の範囲を絞れます。
参照資料と確認日
2026年10月8日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。