建造物保全技術者とは
建造物保全技術者は、一般社団法人国際建造物保全技術協会が資格を付与する民間資格です。国土交通省の「公共工事に関する調査及び設計等の品質確保に資する技術者資格登録簿」(令和8年2月27日時点)に、同協会の資格が複数登録されています。
国土交通省登録資格は、民間団体などが運営する一定水準の技術力を持つ資格を、国や地方公共団体の業務に活用できるよう国土交通省が登録する制度です。2014年度(平成26年度)に導入され、国土交通省は保有者を総合評価落札方式で加点評価するなどの措置を通じて活用を進めるとしています。
国土交通省の登録簿で確認できる区分
登録簿には、国際建造物保全技術協会の資格として次の区分が載っています。いずれも登録年月日は2023年(令和5年)2月13日、登録期間の末日は2028年(令和10年)3月31日です。
| 資格名 | 施設分野 | 業務 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| 建造物保全技術者 | 橋梁(コンクリート橋) | 点検 | 担当技術者 |
| 建造物保全上級技術者 | 橋梁(コンクリート橋) | 診断 | 担当技術者 |
| 建造物保全技術者(トンネル) | トンネル | 点検 | 担当技術者 |
| 建造物保全上級技術者(トンネル) | トンネル | 診断 | 担当技術者 |
| 建造物保全監理士(橋梁) | 橋梁 | 計画・調査・設計 | 管理技術者・照査技術者 |
| 建造物保全監理士(トンネル) | トンネル | 計画・調査・設計 | 管理技術者・照査技術者 |
記事タイトルの「建造物保全技術者」という名称で登録されているのは、コンクリート橋の点検を担当する技術者の区分です。トンネル版や上級技術者、監理士は、それぞれ別の区分として登録されています。
ほかの資格制度での扱い
公益財団法人高速道路調査会の令和8年度高速道路点検診断資格の受講・受験案内書は、受験に必要な経験年数を短縮できる「国に登録された技術者資格」の一覧に、建造物保全技術者、建造物保全技術者(トンネル)、建造物保全上級技術者、建造物保全上級技術者(トンネル)を挙げています。これらを持っていると、高速道路点検診断士などを受験するときに求められる実務・点検経験の年数が短くなります。
受験資格・日程・受験料について
この記事を確認した2026年10月4日時点で、国際建造物保全技術協会の公式サイトや最新の試験案内を取得できませんでした。そのため、受験資格、講習の有無、試験の形式、日程、受験料、登録料、更新の条件は確認できていません。以前この記事に載っていた勉強法や教材の説明は、この資格の公式情報に基づくものではなかったため削除しました。
申込を考えている人へ
当サイトの提案:まず国土交通省の登録簿で、取りたいのが点検担当の建造物保全技術者か、診断担当の上級技術者か、トンネル版かを決めてください。次に、登録簿に記載された協会の事務所へ問い合わせ、受験資格に必要な実務経験、試験日程、受験料、合格後の登録と更新の条件を書面で受け取ると確実です。発注者の入札要件に使う予定なら、その発注者がどの登録区分を求めているかも合わせて確認しましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。