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資格・講習・登録制度の解説

機械設計技術者

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 7項目

機械設計技術者試験の位置づけ

機械設計技術者試験は、一般社団法人日本機械設計工業会が実施する民間の認定試験です。工業会は試験の目的として、設計技術者の能力向上の促進、社会的地位の確立、機械設計業務に関わる取引基準の明確化などを挙げています。法律で定められた国家資格ではないため、合格しなければ設計業務ができないという性格のものではありません。

試験は1級、2級、3級に分かれ、級ごとに対象とする技術者像が決められています。3級は詳細設計の補佐や製図を行える技術者、または機械設計全般の基礎知識を身につけた学生が対象です。2級は基本設計に基づいて機械や装置の機能・構造・機構を具体化する計画設計を行える技術者、1級は基本仕様の決定に必要な計算や構想図の作成など基本設計業務を行える技術者が対象です。合格者には各級の合格証書とライセンスカードが発行され、令和7年度試験からは取得日が合格発表日になりました。

令和8年度の日程と申込方法

令和8年度(第32回)の試験は2026年11月15日(日)に全国の会場で行われます。受験申請と受験料の入金は7月17日から10月9日までで、入金締切も同じ日です。合格発表は令和9年1月上旬の予定です。

個人はWEBフォームで申請し、団体はエクセルファイルで申し込みます。WEB申請ができない人向けの書類申請もありますが、書類は10月2日に事務局必着でした。工業会は締切後の受付には応じないと案内しています。1級を2級合格を経ずに直接受験する場合は、受験申請より早い締切で受験資格審査を受けて承認番号を得る必要があります。

級別の受験資格と受験料

級 受験資格 受験料(税込)
3級 実務経験不要。学生も受験可能 8,800円
2級 工学系大学(院)等卒は実務3年、工学系短大・高専・専門学校等卒は5年、その他は7年。3級合格者はそれぞれ2年、3年、4年 22,000円
1級 2級取得者は取得の次年度から受験可能。直接受験は工学系大学等卒5年、短大・高専等卒7年、その他10年の実務経験と受験資格審査での承認が必要 33,000円

2級の実務経験年数は、令和8年度の場合、令和9年3月末日時点で満たす予定であれば受験できます。3級合格による短縮は、2級取得後の年数ではなく、受験者の実務経験の合計年数で判断されます。

出題科目と試験時間

3級は12時から16時20分までの試験で、機構学・機械要素設計、機械力学、制御工学、工業材料、材料力学、流体・熱工学、工作法、機械製図の全科目をマークシート方式で解答します。2級は9時30分から16時30分までで、機械設計、力学、熱・流体、材料・加工、メカトロニクス、環境・安全の各分野が原則マークシート方式、最後の応用・総合が記述式です。1級は設計管理関連課題、機械設計基礎課題、環境経営関連課題、計算を主体とする実技課題(5問から3問を選択)、1300〜1600字程度の小論文で構成され、すべて記述式です。

不合格になった人は、マイページで科目別10段階評価表を見られます。試験会場には関数電卓を持ち込めますが、単体機能のものに限られ、スマートフォンの計算機能は使えません。

令和7年度の合格状況

工業会が公表した令和7年度(2025年11月16日実施)の結果は、1級が受験者143人・合格者60人で合格率42.0%、2級が589人・276人で46.9%、3級が1,678人・898人で53.5%でした。年度によって変わるため、受験年の公表値もあわせて確認してください。

受験前に確認したいこと

当サイトの提案:まず自分の最終学歴と実務経験年数を受験資格表に当てはめ、2級に届くか、3級から始めるかを決めてください。1級を直接受験したい人は、受験申請よりも早い受験資格審査の締切を最初に確認し、職務経歴書の準備に取りかかるのが安全です。そのうえで工業会が掲載している過去問題で出題形式を確かめ、記述式の比重が大きい2級の応用・総合や1級の小論文に時間を割くとよいでしょう。会社の受験料補助を使う場合は、領収書が発行されないため振込の控えを保管してください。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

日本機械設計工業会:試験概要と出題科目

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