資格一覧.com
メニュー

資格・講習・登録制度の解説

コンクリート技士

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 6項目

コンクリート技士の位置づけ

コンクリート技士は、コンクリートの製造、施工、配(調)合、試験、検査、管理、設計などの日常的な技術業務を実施する能力のある技術者に与えられる称号です。公益社団法人日本コンクリート工学会が実施する試験に合格し、登録した人だけが名乗れます。旧記事では国家資格に準じた資格としていましたが、学会が認定する民間資格です。上位の資格としてコンクリート主任技士があり、学会は主任技士試験の受験申込みの手引きもあわせて公開しています。

登録の際には「コンクリート技士倫理規程」を守ることを誓約します。学会は、受験を申し込む前に倫理規程と「コンクリート技士制度規則」を読むよう求めています。

2026年度の受験資格

2026年度は受験資格が大きく変わりました。コンクリート技術関係業務の必要実務経験年数が1年以上に短縮され、それに伴って学歴による受験資格の区分はなくなっています。2026年9月1日時点で、次のいずれか1つに当てはまれば受験できます。

区分 内容
A1〜A7 コンクリート診断士、一級建築士、技術士(建設部門、または農業部門の農業土木・農業農村工学)、土木学会認定(特別上級・上級・1級)土木技術者、RCCM(鋼構造及びコンクリート)、プレストレストコンクリート工学会認定コンクリート構造診断士のいずれかに登録していること
A8 1級土木施工管理技士または1級建築施工管理技士で、監理技術者資格者証を持っていること
A9 大学院でコンクリートに関する研究を2年以上行ったこと
B1 コンクリート技術関係業務の実務経験1年以上(学歴・年齢は不問)

コンクリート技術関係業務とは、コンクリート構造物の計画・設計・施工・維持管理・解体・更新、コンクリートの試験・調査研究・技術開発、生コンクリートやコンクリート製品の製造などの業務です。販売、営業、設備保守、運転手、オペレータ、事務などは認められず、在学中のアルバイトも年数に含められません。B1で受験する場合は、勤務先の代表者が記名・押印した実務経歴書が必要です。A8では合格証明書や講習修了証では足りず、監理技術者資格者証の提出が求められます。

2026年度の試験日程と受験料

項目 内容
申込期間 2026年7月1日から8月25日まで(オンライン申請のみ、終了)
試験日時 2026年11月29日(日)13時30分から15時30分(120分)
試験地 札幌、仙台、東京(南関東)、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、沖縄
受験料(税込) 会員13,200円、一般14,740円
合否発表 2027年1月15日(金)予定、マイページで確認

会員料金は、2026年6月1日時点で学会の個人会員である人が対象です。資格の登録者というだけでは会員料金になりません。受験票は試験日の3週間前からマイページに掲載され、紙に印刷して持参する必要があります。支払い後の受験料はどのような理由でも返金されません。

試験は四肢択一式です。出題の基準として、土木学会コンクリート標準示方書(構造設計関連を除く)と日本建築学会JASS 5の内容を理解する能力、材料・配(調)合設計・試験・プラントの計画管理・製造と品質管理・施工・環境問題に関する能力、建築基準法施行令のコンクリート関連規定やJISの基本的な知識が示されています。試験日から1年以内に制定・改正されたJISや基準類の変更点は出題されません。

登録と更新

合格者は2027年1月15日から2月5日まで(予定)にマイページから登録を申し込みます。新規登録料は会員6,600円、非会員7,700円(税込)です。登録すると2027年4月1日から有効な資格が付与され、デジタル版の登録証(オープンバッジ)がメールで届きます。合格した年度に登録しなかった場合も、翌年度から3年以内であれば毎年同じ時期に登録を申し込めます。

登録の有効期間は4年で、更新には毎年8月から9月頃にeラーニングで行われる研修の受講が必要です。更新の手続きをしないまま有効期間が過ぎると登録は失効し、コンクリート技士の称号は使えなくなります。

受験を考えている人へ

当サイトの提案:2026年度の改定で、実務経験1年以上あれば学歴に関係なく受験できるようになりました。翌年度の受験を考えている人は、まず自分の業務がコンクリート技術関係業務に当たるかを表の定義で確かめ、勤務先で実務経歴書に証明印をもらう手順を確認しておいてください。申込は例年7月から8月のオンライン申請なので、顔写真のデータと必要書類のPDFを夏前に用意しておくと手続きが滞りません。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

日本コンクリート工学会:2026年度「コンクリート技士試験」受験申込みの手引き

この記事の訂正を依頼する

次の一歩

次に準備すること

マサキ
マサキ
編集・分析担当
資格の受験条件・費用・試験情報を整理し、資格選びと学習計画の判断材料を提供しています。記事ごとに公式案内や参照資料を確認し、確認済みの範囲を本文に記載します。2026年9月から既存記事を順次点検しています。編集方法と情報の取り扱いは運営方針をご覧ください。