協会の概要
一般社団法人コーチング心理学協会(英語名Coaching Psychology Center)は、『コーチング心理学ハンドブック』を日本に紹介した研究コミュニティから出発し、2018年に一般社団法人として法人化した団体です。研修・セミナーの開催、認定資格制度の運営、研究・開発を活動の柱としています。
協会の沿革によると、2023年には『コーチング心理学ガイドブック』(オリオーダン&パーマー編著、北大路書房)を代表理事が監訳して刊行し、2026年6月にはポジティブ心理学の創設者マーティン・セリグマン教授らの著書の日本語版『これからの生き方』(総合法令出版)を監訳・解説しています。協会の資格はすべて民間資格で、国家資格のような法的な独占業務はありません。
協会が認定している主な資格
協会の認定資格一覧には、目的の異なる複数の資格が並んでいます。代表的なものは次のとおりです。
- コーチング心理士®(総合的な資格。5講座の修了と課題審査で取得)
- コミュニケーション心理士®、コンサルティング心理士®
- サイコロジカルコーチ®、フィードバックスキルコーチ®、認知行動コーチ®
- 認定ポジティブ心理学コーチ、認定ウェルビーイングコーチ、認定エンゲージメントコーチ®
- 発達障害支援コーチング、ポジティブ心理療法士®、ポジティブ認知行動療法士
個別の講座を修了して得る資格と、複数の講座を積み上げて得る資格があります。上位の資格として、コーチング心理学士とプロフェッショナルコーチ資格も案内されています。
コーチング心理士®の取得要件と費用
協会の中心となる資格がコーチング心理士®です。必修2プログラム(コーチング心理学基礎講座®、フィードバックスキルコーチ®)と、12プログラムから選ぶ選択必修3つを修了し、資格申請時に課題を提出して審査に合格すると認定されます。協会の説明では講座は合計90時間です。
資格コースの受講料は1講座44,000円で、5講座の合計は220,000円です。5講座をセットで申し込むと認定資格申請費33,000円が免除されます。取得すると「認定プロフェッショナルコーチ(Professional Coach)」も同時に認定されます。
講座の形式と更新の扱い
講座は少人数のZoomオンライン形式が中心で、土日の2日間、9時から17時30分まで行われるものが多くなっています。2026年10月4日時点では、コーチング心理学基礎講座が10月10〜11日、フィードバックスキルコーチ基本講座が12月19〜20日、マインドフルネス・カウンセリング基礎講座が12月5〜6日に予定されていました。
協会のよくある質問では、資格は更新不要の終身資格で、取得後の年会費や更新料は不要とされています。最新の内容を学び直したい人のために、割引価格の再受講制度が用意されています。旧版の記事にあった、資格で収入が上がる、AI時代に代替されにくいといった記述は根拠が示されていないため削除しました。
協会の講座を選ぶときの手順
協会のサイトには講座診断や職種別の講座ガイドがあり、目的に合う講座を探せます。費用と時間の負担が大きいため、最初から5講座分を決める必要はありません。
当サイトの提案:最初に「自分の仕事のどの場面で使いたいか」を書き出し、それに近い講座を1つ選んで受講してください。進め方が合うと感じたら、コーチング心理士®を目指すかどうかを判断し、目指す場合は必修のコーチング心理学基礎講座とフィードバックスキルコーチ®を優先して日程を押さえます。国家資格のキャリアコンサルタントや公認心理師と比べたい人は、それぞれの制度の要件と、勤務先や依頼主がどの資格を求めているかを先に確認しておくと判断しやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。