公園管理運営士認定制度の概要
公園管理運営士は、英語名をQualified Park Administrator(略称QPA)とする民間資格です。認定試験は2006年度から行われており、一般財団法人公園財団の公益目的事業として位置づけられています。認定に関する事務は、実施・認定機関に指定された一般社団法人日本公園緑地協会が2012年4月1日から担っています。
資格が対象とする職能は、公園の常設管理組織で働く現場の実務責任者レベルです。植物管理や施設管理の知識、安全管理と緊急時の対応、利用者サービスやイベントの企画、ボランティアとの協働、都市公園法など関係法令の理解、管理運営の計画と評価など、公園マネジメントを一体的に担う力が求められています。2026年4月1日現在の有資格者数は2,733名です。
受験資格と試験の流れ
受験資格は満27歳以上で、受験年度の4月1日時点の年齢で判断します。学歴や保有資格の要件はありません。試験は一次試験(筆記)と二次試験(講習と修了試験)の2段階で、二次試験に合格して新規登録を申請すると公園管理運営士になります。
一次試験の合格者は、合格した年度とその翌年度の二次試験を受けられます。二次試験に不合格だった人は、翌年度に限り一次試験を受けずに二次試験を受験できます。
2026年度の試験日程と費用
| 区分 | 2026年度の日程・会場 | 内容 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 6月20日(終了)。札幌・東京・愛知・大阪・福岡 | 択一式・短文記述式・小論文。午前100分、午後120分 | 23,000円 |
| 二次試験 | 11月14日・15日。東京・大阪 | 2日間の講習と60分の小論文による修了試験 | 34,600円 |
| 新規登録 | 二次合格者に案内 | 3月末までに登録証を交付 | 11,500円 |
2026年度の一次試験の申込期間は3月2日から4月30日まででした。一次試験の出題分野は、公園や緑の意義・機能、植物管理、施設管理・清掃、安全管理・リスクマネジメント、広報・行事・利用サービス、市民参加・地域との連携、管理に関する法令、公園経営・マネジメントなど12分野です。二次試験の講習ではテーマ別のディスカッションが行われ、全講習を受けた人だけが修了試験を受けられます。二次試験の合格者は2027年2月上旬ごろに発表される予定です。
協会の日程表では、2026年度の一次試験日を6月第3土曜日、二次試験日を11月第2土曜・日曜日と示しています。
一次試験の申込手続き
一次試験の申込には、受験申込書、受験手数料の振込証明書、写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm、提出前6か月以内に撮影したもの)が必要です。書類は簡易書留などで公園管理運営士認定試験事務局に郵送します。受験票は申込締切後、6月上旬までに届きます。
納めた受験手数料は、受験しなかった場合も原則として返還されず、翌年度に繰り越すこともできません。ただし、受験資格がない場合や書類不備で受験できない場合、試験日の1か月前までに文書で受験辞退を届け出た場合は、振込手数料を差し引いて返還されます。2026年度の辞退届の期限は5月20日でした。一次試験の参考図書として、手引きは一般財団法人公園財団の「公園管理ガイドブック改訂版」、日本公園緑地協会の「造園施工管理」技術編・法規編、過去問題集、国土交通省の公園とみどりに関する資料を挙げています。
登録後の更新
登録の有効期間は5年で、5年ごとに更新登録が必要です。更新には、造園CPD制度で5年間に125単位以上を取得するか、有償の更新講習を対面かオンラインで受講するかのどちらかが求められます。2026年度の更新講習は、オンラインが10月15日と16日、東京会場が11月25日、大阪会場が12月1日の予定です。住所や氏名が変わったときは変更届を出しておかないと、更新の案内が届かなくなることがあります。
当サイトの提案:2027年度に受ける人は、まず2027年4月1日時点で満27歳以上になるかを確認してください。次に協会が販売する過去問題集と公園管理ガイドブックで12分野の出題範囲を見ておき、一次試験の申込に間に合うよう写真と振込の準備をします。二次試験は2日間の講習があるため、一次の申込時点で11月の勤務調整も考えておくと進めやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。