交流分析士とはどんな資格か
交流分析士は、特定非営利活動法人日本交流分析協会が認定する資格です。協会のページでは、「交流分析士」は協会の登録商標で、心理支援家の資格として位置づけていると説明しています。資格は協会の会員である限り有効とされ、退会すると維持できない点に注意が必要です。国家資格には当たりません。
協会は1976年10月に日本産業交流分析協会として発足し、1981年に現在の名称へ変わり、2001年5月にNPO法人の認証を受けました。交流分析は、自我状態ややり取り分析、心理ゲームなどの理論で人間関係を見ていく心理学で、協会は職場や家庭、教育などでの活用を案内しています。日本交流分析学会も「認定交流分析士」という資格を出していますが、別の団体の別の制度です。
資格の段階と受講の条件
協会の案内ページによると、資格は次の段階に分かれています。
- 交流分析士初級:2級の前段階に当たる初学者向けの20時間のプログラム
- 交流分析士2級:はじめて交流分析を学ぶ人向け。基礎理論を40時間のワークショップ形式で学び、講座修了後に2級認定試験を受ける
- 交流分析士1級:2級資格を持つ人が対象。応用理論を42時間で学び、1級認定試験を受ける
- 交流分析士インストラクター:1級取得者が38時間の養成講座を受講し、試験に合格して認定される。2級講座の講師になれる
- 准教授・教授:インストラクター取得後に論文審査などを経て認定される指導者向けの資格
講座を受けるには協会への入会が必要です。入会金は4,000円、年会費は8,000円で、年度は4月から翌年3月までです。25歳以下の学生を対象にしたTA奨学制度があり、学生会員は入会金なし、年会費2,000円で2級・1級を受講できます。
講座料と試験料
費用は、協会の二つのページで表記が異なります。「交流分析士になるためには」のページでは、2級講座70,700円、2級認定試験66,000円、一括払いで130,000円としています。1級は講座78,700円、認定試験85,800円、一括で157,600円です。
一方、令和元年9月更新と書かれた費用表では、2級は講座58,850円、認定試験33,000円、登録料22,000円、1級は講座65,560円、認定試験38,500円、登録料33,000円となっています。試験料に登録料が含まれるかどうかも含めて、どちらが現在の金額かは確認できませんでした。申込前に支部か協会本部へ確かめてください。
2026年度の講座案内に載る費用
2026年度に各カレッジが配布している講座案内を見ると、費用の書き方はカレッジによって違います。関西支部のTAカレッジ江坂の2級講座の案内では、入会金4,000円、年会費8,000円、講座料58,850円に加え、認定試験の受験料33,000円と、合格後の資格登録料22,000円が別に必要としています。同じ江坂の1級講座の案内も、講座料65,560円、受験料38,500円、資格登録料33,000円で、費用表と同じ体系です。
一方、東北支部のTAカレッジ奥州の1級講座の案内は、講座料78,700円と認定試験料85,800円の組み合わせで、「交流分析士になるためには」のページと同じ金額です。どちらの体系が適用されるかは申し込むカレッジによって変わる可能性があるため、受講前に案内を受け取り、受験料と登録料の合計を確認してください。
講座の開催と日程
2級・1級講座は、協会が認定した学習拠点「TAカレッジ」や各支部で開かれています。講座は40時間以上の受講で修了となり、修了すると認定試験を受けられます。2級講座はオンラインでも申込を受け付けています。
確認日時点のTAカレッジのページには、2026年度の開講予定として、2級講座が関東支部の軽井沢(8月25日から)、桜木町(9月30日から)、豪徳寺(11月7日から)、朝霞(11月21日から)、上野(12月13日から)、平塚(12月19日から)、関西支部の江坂(8月1日から)、神戸魚崎と甲子園(8月22日から)に載っています。1級講座は東北支部の奥州(11月14日から)、関東支部の横浜上大岡(11月22日から)、関西支部の江坂(10月17日から)と甲子園(9月8日から)です。江坂の講座はZoomによるオンラインで、受付は開講日の10日前までと案内されています。認定試験の実施日は講座ごとに案内される形で、協会全体の2026年度の試験日一覧は確認できませんでした。
受講を決める前に
協会の資料では、講座は協会発行のテキストと付属教材に沿って進められます。受講料は1級までの合計で20万円を超える場合があるので、内容と総額を確かめてから申し込むのが無難です。
当サイトの提案:最初に、資格を自分の学びに使いたいのか、講師として教えたいのかを決めてください。教える立場を目指すならインストラクターまでの道筋と費用を見積もる必要があります。次に、近くのTAカレッジや支部の開講日と、講座料・試験料・登録料の現在の金額を問い合わせ、入会金と年会費を含めた総額を確認してから入会を申し込むと安心です。
参照資料と確認日
2026年10月8日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。