メンタルケア心理士とは
メンタルケア心理士は、メンタルケア学術学会が認定する民間の資格です。医療福祉情報実務能力協会の案内では、医療・福祉・教育・産業・公共サービスなどで相談援助や心理カウンセリングに携わる人や、コミュニケーションの向上を求める人に必要な基礎能力を測る資格と位置づけられています。国家資格の公認心理師とは別の制度です。
学会は2017年12月の告示で、2018年度からメンタルケア心理士の認定試験を「文部科学省後援こころ検定2級」に名称変更すると発表しました。こころ検定2級の合格者がメンタルケア心理士の資格登録を行うと、メンタルケア心理士の称号が与えられます。上位のメンタルケア心理専門士も、同じようにこころ検定1級と結びついています。
こころ検定2級の内容
こころ検定は一般財団法人日本こころ財団が主催し、文部科学省の後援を受けています。2級の概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受検資格 | どなたでも受検可 |
| 試験方法 | CBT試験(全国のテストセンター) |
| 問題数・時間 | 四者択一40問、90分 |
| 合格基準 | 正答率70%以上 |
| 検定料 | 7,700円 |
出題範囲は、精神解剖生理学、精神医科学(DSM-5の分類に準拠)、心理カウンセリング基本技法の3分野です。生化学や神経系の基礎、統合失調症やうつ病などの精神障害、薬剤の基礎知識、インテーク面接や守秘義務などのカウンセリング倫理が含まれます。3級・4級との併願も可能です。
2026年度の受検日程
- 第33回2級:申込2026年9月1日〜10月29日、受検期間11月1日〜30日
- 第34回2級:申込2026年12月1日〜2027年1月29日、受検期間2027年2月1日〜28日
合格証は受検日から30日ほどで送られます。申込はこころ検定公式サイトから行い、受検日時と会場はCBTの予約システムで選びます。
資格登録の条件
医療福祉情報実務能力協会の案内では、資格登録には、こころ検定2級の合格が必須条件です。そのうえで、次のどちらかを満たす必要があります。一つは、メンタルケア学術学会の指定教育機関でメンタルケア心理士教育課程を修了していることです。もう一つは、認定心理士または産業カウンセラーの資格を持っているか、学会の規定に沿って心理学部・学科やその隣接学部を卒業したことを証明できることです。学会サイトでは、教育指定校としてヒューマンアカデミーとTERADA医療福祉カレッジが案内されています。登録手続きの詳細と登録にかかる費用は学会の案内で確認するよう示されており、この記事では金額を確認できていません。
上位の級との関係
こころ検定には4級から1級までがあり、3級・4級が基礎心理学、2級・準1級・1級が応用心理学を扱います。準1級は2級合格者かメンタルケア心理士の資格登録者が受検でき、検定料は8,000円です。メンタルケア心理専門士の申請級である1級は、2級・準1級の合格者かメンタルケア心理士の資格登録者が受検でき、学科試験(CBT、8,000円)と実技・口述試験(会場、6,000円)があります。2026年度の1級2次試験は11月と2027年2月に東京、大阪などで行われます。
受検から登録までの進め方
当サイトの提案:まず自分が指定教育機関の課程修了と、認定心理士などの資格・学歴のどちらで登録条件を満たすのかを確かめてください。条件を満たす見込みがあれば、受検期間と申込締切を確認して2級を受け、合格後に学会へ登録方法と費用を問い合わせる順番が無駄のない進め方です。2級に合格しただけでは称号は付かないため、登録手続きまで終えることを忘れないようにしましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。