難病のある人の在宅生活を支えるために
難病患者等ホームヘルパー養成研修は、難病のある人の生活上の困りごとや家族の状況を理解し、適切なホームヘルプサービスを提供するための知識・技能を学ぶものです。病気についての基礎知識だけでなく、心理的な支援、保健・医療・福祉の制度、関係者との連携などを扱います。
一律の国家試験に合格して免許を得る制度ではありません。自治体や指定された研修機関が実施する課程を、募集要項に従って受講します。
課程と受講資格を確認する
国の実施要綱には、難病入門課程、難病基礎課程Ⅰ、難病基礎課程Ⅱという区分があり、もともと修了している介護の研修や保有資格等に応じて対象が分かれています。古い資料にはホームヘルパー1級・2級・3級等の名称が出てくるため、現在の初任者研修や実務者研修がどの区分に該当するかは、受講先の最新案内で確認してください。
例えば横浜市の2026年度募集では、市内で難病患者へのホームヘルプサービスに従事している人・希望する人で、初任者研修修了者または履修中の人、旧2級課程修了者、介護福祉士が対象です。この条件を、他の自治体の全課程へそのまま当てはめることはできません。
2026年度の開催例と申込み
横浜市は2026年10月24日の研修を案内しており、申込期間は8月24日から10月18日まで、定員に達した場合は受付終了です。病気とケアの基礎知識、患者・家族の心理や関わり方などを学びます。東京都も、指定研修機関による2026年度の日程一覧を公開しています。
日程、課程名、受講料・教材費、必要な証明書、修了の条件は開催回ごとに確認します。研修の案内が掲載されていても、必ず空席があるとは限りません。申込先の最新の受付状況を確かめてください。
修了証と、業務に必要な資格を区別する
この研修は難病支援の知識を補うもので、介護職員初任者研修等の代わりになるとは限りません。障害福祉サービスの居宅介護と介護保険の訪問介護では制度が異なるため、勤務する事業所のサービス種別に応じて従業者要件を確認します。
また、この研修を修了したことだけで、たんの吸引等の医療的ケアを行えるようになるわけではありません。担当できる業務は保有資格や別制度の研修・登録、事業所の体制に応じて確認が必要です。
受講内容を現場につなげる
当サイトの提案として、受講前に「利用者の意思の確認」「体調の変化を誰に伝えるか」「家族との連絡方法」など、現場で悩む場面を書き出しておくと学習を整理できます。具体的な支援は利用者ごとの計画と医療・介護職の連携に基づいて行い、研修で学んだ一般論だけで判断しないことが大切です。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。