日本子育て心理カウンセラー協会の概要
一般社団法人日本子育て心理カウンセラー協会は、2011年(平成23年)8月10日に設立された団体です。所在地は東京都新宿区早稲田町で、公式サイトの協会概要には代表理事として中山天氏の名前が掲載されています。協会は、子育ての知識と技能が一定の水準に達した人に認定資格を発行し、資格保有者が0歳から18歳までの子どもに関わる場で活動できるようにすることを設立の目的に挙げています。
協会概要に掲げられた事業には、子育ての知識と技術に関する資料の収集、調査研究、講習会やシンポジウムの開催、書籍の出版、相談・助言・指導、資格検定と認証の実施などが並んでいます。協会が発行する「子育て心理カウンセラー」は国の法律に基づく資格ではなく、協会独自の民間資格です。
子育て心理カウンセラー養成講座の内容
協会は、自らを「子育て心理カウンセラー養成講座」を日本で初めて開いた団体と紹介しています。講座では協会のテキスト上下2冊(上巻約124ページ、下巻約134ページ)を使います。オンラインコースのカリキュラムは次の3講座で構成されています。
- 講座1:子育ての基礎知識(子育ての目的と原則、脳の成長と発達など)
- 講座2:子育ての基本(子育ての指針、脳機能の仕組み、学力や思考力の基盤づくりなど)
- 講座3:子育てのリスクと軽減の要点(命のリスク、心の病気のリスク、子どもの防犯など)
在宅DVDコースの教材は、上巻で子育ての基礎知識・基本・リスクを、下巻で0〜3歳、4〜6歳、7〜9歳、10〜12歳、13〜15歳、16〜18歳の年齢期ごとの課題を扱う構成です。講座は代表者または専任講師が担当すると案内されています。
受講料と申込方法
2026年度の受講料(総費用)は、Zoomを使うオンラインコースが158,000円、在宅で学ぶDVDコースが138,000円です。いずれも認定書と身分証の作成費・郵送費を含むとされています。申込はメールか電話で受け付けており、メールでは氏名、電話番号、住所、希望する曜日を書くよう案内されています。協会のページでは、合格者全員に認定書と身分証を発行すると説明しています。
公式サイトで確認できなかった点
2026年10月4日時点で、協会の公式サイトには認定試験の具体的な形式(筆記か、レポートか、実技か)、合格基準、試験の実施時期、受講資格、資格の有効期限や更新の有無が見当たりませんでした。以前この記事に書かれていた就職や収入に関する記述は、一次資料で裏付けられないため削除しました。
また、「子育て心理カウンセラー」という名称は、一般財団法人日本能力開発推進協会(JADP)も「JADP認定子育て心理カウンセラー」として使っています。JADPの資格は、指定講座の修了後に在宅で検定試験を受け、受験料は5,600円(税込)、得点率70%以上で合格する仕組みです。認定団体が異なる別の資格なので、混同しないよう注意してください。
申し込む前に確認したいこと
当サイトの提案:申し込む前に、協会へ次の4点を書面かメールで確認してください。認定の可否を決める試験や課題の内容と合格基準、不合格だった場合の再受験の扱いと追加費用、認定書の有効期限と更新料の有無、受講期限と途中解約時の返金条件です。保育士や幼稚園教諭として仕事に活かしたい場合は、勤務先がこの民間資格をどう扱うかも事前に聞いておくと、受講料に見合うかを判断しやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。