日本選択理論心理学会の概要
日本選択理論心理学会は、選択理論心理学を専門として研究と普及啓発を行う学会で、日本学術会議の協力学術研究団体です。学会のページによると、学術研究面の発展と会員への継続的な学習環境の提供のために、認定NPO法人日本リアリティセラピー協会から派生して1993年に設立されました。旧名称は日本現実療法学会です。会員は約800名と紹介されています。
選択理論心理学は、米国の精神科医ウィリアム・グラッサー博士が提唱した理論で、人がなぜ、どのように行動するのかを説明するものです。学会は、産業、教育、福祉、司法、医療などの分野で活用されていると説明しています。
学び方と入会の条件
学会は、選択理論心理学を学ぶ方法として、全国支部研究会への参加、協会のWGI集中基礎講座の受講、選択理論ワンデーセミナーの受講、関連書籍の購読を挙げています。全国支部研究会は会員でなくても参加できます。WGI集中基礎講座は世界共通の正規プログラムで、ワンデーセミナーはそれを1日に集約した日本独自の講座のため、次の段階の講座へは進めません。
学会に入会するには、協会主催のWGI集中基礎講座を全日程受講することが条件です。講座の受講時に配られる入会申込書を提出し、入会金と年会費を振り込むと入会が完了します。
| 入会の時期 | 初年度の支払額 |
|---|---|
| 4月1日〜7月31日 | 入会金2,000円と年会費6,000円で合計8,000円 |
| 8月1日〜11月30日 | 入会金2,000円と年会費3,000円で合計5,000円 |
| 12月1日〜3月1日 | 入会金2,000円、年会費1,000円、翌年度年会費6,000円で合計9,000円 |
学会が認定する3つの資格
学会は「現実療法認定カウンセラー」「選択理論心理士」「准選択理論心理士」の3つを民間資格として認定しています。いずれも協会主催の集中上級講座の修了が受験資格の一つです。学会は講師資格を認定しておらず、教える資格はウイリアム・グラッサー・インターナショナルが認定しています。
- 現実療法認定カウンセラー:正会員として継続3年以上、集中上級講座の修了、3領域の事例についてのコンサルテーションとコンサルタントの推薦。面接審査で、審査料39,000円
- 選択理論心理士:正会員として継続2年以上、集中上級講座の修了、更新ポイントI群で通算5P以上、コンサルタントの推薦。書類審査と面接審査で、審査料は書類13,000円、面接20,000円
- 准選択理論心理士:正会員として継続1年以上、集中上級講座の修了、I群で通算3P以上。書類審査のみで、審査料5,000円
登録料はどの資格も合格後に10,000円です。審査の申請は1年度に1資格までです。
申請期間と更新
選択理論心理士と准選択理論心理士の申請期間は毎年3月1日から4月30日まで、現実療法認定カウンセラーは4月1日から4月30日までで、いずれも郵送のみです。規程の中には選択理論心理士の申請期間を4月1日からと書いた箇所もあるため、申請の年に学会へ確認してください。資格は、資格期限までに学会主催の研修会参加などで規定の更新ポイントを取り、更新費用と申請書を出すことで更新します。
入会や資格取得を考える人へ
選択理論に関心があっても、すぐに入会や資格取得を目指す必要はありません。会員でなくても参加できる全国支部研究会で、学会の雰囲気を知ることもできます。
当サイトの提案:まず協会のスケジュールでWGI集中基礎講座の日程と費用を確認し、受講後に入会するかを決めてください。資格を目指す場合は、集中上級講座の修了までに複数の講座とプラクティカムがあるため、年単位の計画が必要です。准選択理論心理士から始めるか、選択理論心理士を直接目指すかは、会員歴と更新ポイントの状況を見て判断すると無理がありません。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。