日本心理学諸学会連合とはどんな団体か
日本心理学諸学会連合(日心連)は、心理学とその関連分野の学会が加盟する一般社団法人です。公式サイトでは、心理学及び関連分野の調和ある発展を目的に、加盟学会の活動を支援し、学会間の連携や国際的な協力を進め、社会的な課題への提言を行う団体として紹介されています。新たに日本内観学会が加盟したことも掲載されています。
資格の観点で読者に関係が深いのは、連合の中に置かれた心理学検定局が運営する「心理学検定」です。心理学検定は連合が実施する民間の検定で、国家資格である公認心理師とは制度が別です。検定に合格しても、心理職として働くための法的な資格が得られるわけではありません。この記事では、この心理学検定を中心に説明します。
心理学検定の試験内容と認定級
心理学検定の出題は心理学の10科目で、10科目はA領域とB領域の5科目ずつに分かれます。A領域は原理・研究法・歴史、学習・認知・知覚、発達・教育、社会・感情・性格、臨床・障害の5科目です。B領域は神経・生理、統計・測定・評価、産業・組織、健康・福祉、犯罪・非行の5科目です。各科目は20問の4肢選択で構成されます。
試験は領域ごとに行われ、領域内のどの科目に解答するかは受検者が選べます。試験時間はA領域・B領域とも100分で、解答する科目数によって時間は変わりません。A領域とB領域を別の日に受けることもできます。各科目の合格基準は正答率約6割が目安とされていますが、問題の難易度によって変動する可能性があると案内されています。
| 認定級 | 必要な合格科目 |
|---|---|
| 特1級 | A領域5科目とB領域5科目の10科目すべて |
| 1級 | A領域4科目を含む合計6科目 |
| 2級 | A領域2科目を含む合計3科目 |
認定級は生涯有効で、更新の必要はありません。合格した科目は一定期間累積できる制度があります。認定心理士の資格を持つ人は、A領域3科目以上の合格で1級に認定される優遇措置があります。検定結果は試験期間終了の翌月末に通知されます。
受検方式・受検料・日程
心理学検定はCBT方式で実施されます。CBTの運営はプロメトリック株式会社に委託されていて、受検者は試験期間中に全国の会場から日時と会場を選んで予約します。予約は先着順です。予約にはプロメトリックIDの登録が必要で、試験当日は本人確認書類を持参します。
| 区分 | 一般申込 | 団体割引(10名以上) |
|---|---|---|
| A領域 | 7,700円 | 6,600円 |
| B領域 | 7,700円 | 6,600円 |
| A領域とB領域 | 12,100円 | 9,900円 |
受検料はすべて税込です。A領域とB領域をセットで受ける割引は事前の申請と振込が必要で、入金確認後に受検チケットがメールで届きます。2026年9月1日の告知では、第24回の試験期間は2027年2月15日から3月31日まで、受検予約の開始は2026年12月18日です。第25回は2027年7月15日から8月31日までで、予約開始は2027年5月17日です。
CBT方式では、試験期間中に全国47都道府県の会場から希望の会場と日時を選べます。予約した試験日の3営業日前まで(土日に受検する場合は4営業日前まで)であれば、会場や日時を変更できます。10名以上の団体で申し込む場合は、団体の代表者が事前に団体申込を行い、所属する受検者は団体受検専用の申込ページから申請します。特1級の取得者には再受検割引制度もあります。第24回の割引受検チケットと団体申込の期間は2026年12月14日から2027年1月31日まで、第25回は2027年5月10日から6月30日までと告知されています。
受検前に確認したいこと
心理学検定は学歴や年齢の制限がないため、心理学を学ぶ学生だけでなく、仕事の中で心理学の知識を整理したい人も受検できます。ただし、民間検定であり、合格しただけで就ける職業や業務はありません。大学院入試や就職でどのように評価されるかは、志望先がそれぞれ判断します。
当サイトの提案:まず受検する領域を決めます。初めてならA領域から受け、2級(A領域2科目を含む3科目)を目標にすると計画が立てやすくなります。次に、A・B両方を受けるならセット割引の申請期限、団体で受けるなら団体申込期間を公式サイトで確かめます。予約開始日になったら早めに会場と日時を押さえ、本人確認書類とプロメトリックIDの登録内容が一致しているかを確認しておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。