どんな団体か
一般社団法人日本スクールカウンセリング推進協議会は、平成27年4月1日に設立された団体です。前身のスクールカウンセリング推進協議会は平成21年5月25日に設立されました。記事の題名は団体名で、この名称の資格はありません。協議会が認定している資格はガイダンスカウンセラーです。
協議会は目的として、子どもが発達課題に取り組み成長するのを援助するスクールカウンセリングが機能する学校体制を検討して提言すること、スクールカウンセリングを担う諸資格の交流を促すこと、ガイダンスカウンセラーを認定して学校教育への普及を図ることを掲げています。事業には、資格の認定、ガイダンスカウンセラーの養成と普及、シンポジウムや研修会の開催が含まれます。
構成団体とその資格
協議会には、次の団体と資格が構成団体として加わっています。
- 一般社団法人日本カウンセリング学会のカウンセリング心理士
- 一般社団法人日本学校教育相談学会の学校カウンセラー
- 日本学校心理士会の学校心理士
- 日本キャリア教育学会のキャリア・カウンセラー
- 特定非営利活動法人日本教育カウンセラー協会の教育カウンセラー上級・中級
- 一般社団法人日本臨床発達心理士会の臨床発達心理士
これらの資格を持つ人は、ガイダンスカウンセラー資格認定試験IIで申請できます。試験IIでは構成団体が一次審査を行い、協議会が二次審査で合否を判定します。
ガイダンスカウンセラーの取得方法
取得方法は6通りあり、構成団体資格を持つ人は試験II、公認心理師は試験III、協議会の専門研修プログラム全科フル学修コースの修了者は試験IVで申請します。いずれも持たない人は試験I-Aで、関連分野の大学院修了、関連業務2年以上、教員免許状の3要件を満たす必要があります。2026年度の試験I-A・I-Bは10月11日に行われ、試験IIIと試験IVは10月31日まで申請を受け付けています。試験I-Aの受験料と試験II・IIIの申請料はいずれも10,000円です。登録後は10年ごとに更新審査があります。
スクールカウンセリング専門研修プログラム
協議会は、eラーニングによるスクールカウンセリング専門研修プログラムを開いています。専門基礎3科目23講座、方法5科目20講座、課題と実践6科目18講座の計14科目61講座で構成されます。2026年度は5つのコースがあり、全科フル学修コースは自己課題探究のレポートを含む計183時間、全科動画学修コースは計91.5時間です。受講料は、ガイダンスカウンセラー、構成団体資格、公認心理師の有資格者と一般の人で異なります。
協議会によると、全科フル学修コースの修了者などには専門別の研修証明書が発行され、講座はガイダンスカウンセラーの更新ポイントにも数えられます。協議会にスクールカウンセラーの推薦依頼が来た際には、修了者を優先して推薦するとしています。
スクールカウンセラーとの関係と注意点
協議会は活動目標の一つに、スクールカウンセラーの応募資格と待遇の平等化・公平化を挙げています。公立学校のスクールカウンセラーの応募資格は、採用する教育委員会などが募集要項で定めます。
当サイトの提案:ガイダンスカウンセラーを目指す人は、まず手持ちの資格が構成団体資格や公認心理師に当たるかを確認し、該当すれば試験IIか試験IIIを選びましょう。スクールカウンセラーとして働くことが目的なら、希望する自治体の募集要項でガイダンスカウンセラーが応募資格に含まれるかを先に調べ、そのうえで研修プログラムの受講を検討する順番がおすすめです。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。