OSS-DBとはどんな試験か
OSS-DB技術者認定試験は、オープンソースデータベースに関する技術力と知識を、中立的な立場で認定するIT技術者向けの試験です。基準となるデータベースには、商用データベースとの連携に優れ、企業システムでも使われている PostgreSQL が採用されています。認定は NPO 団体の LPI-Japan が行い、LPI-Japan の説明によると、試験は試験実施事業者の一般社団法人エデュコが開発・運営しています。国家資格には当たらない民間の認定です。
現行の試験は Ver.3.0 で、2023年2月1日にリリースされ、PostgreSQL 12〜14 に対応しています。Silver ではデータの多様化に対応する機能、Gold ではデータベース連携機能が出題に追加されました。
SilverとGoldの違い
| 区分 | 想定する技術者 | 出題構成 | 問題数 |
|---|---|---|---|
| Silver | データベースシステムの設計・開発・導入・運用ができる | 一般知識16%、運用管理52%、開発/SQL32% | 約50問 |
| Gold | 大規模データベースシステムの改善・運用管理・コンサルティングができる | 運用管理30%、性能監視30%、パフォーマンスチューニング20%、障害対応20% | 約30問 |
Silver ではインストール、標準的な運用管理、SQL 操作、トランザクション管理などの基礎が問われます。Gold では統計情報や SQL の実行計画の確認、状態を検証したうえでのパフォーマンスチューニングとトラブルシューティングまで範囲が広がります。どちらの試験も実務経験や前提資格の条件はなく、Gold を先に受験することもできます。ただし Gold の認定を受けるには、Gold に合格したうえで有効な Silver を持っている必要があります。
受験料・方式・結果の確認
受験料は Silver、Gold とも1試験16,500円(税込)です。試験はコンピュータで解答する CBT 方式で、マウスでの選択がほとんどですが、キーボード入力の問題も少し出ます。実技や面接はありません。受験会場は全国の試験センターか、自宅や職場からのオンライン受験(OnVUE)から選べ、日時は予約の空き状況しだいです。試験配信はピアソンが担当しています。団体向けには紙の試験も用意されています。
テストセンターで受けた場合は、終了ボタンを押すとその場で結果が表示されます。OnVUE で受けた場合は、試験後に受験者マイページで確認します。初めて受験する人は、申し込みの前に受験用の EDUCO-ID を取得する必要があります。試験は日本語と英語で実施されています。
5年の有意性期限
OSS-DB の認定には「有意性の期限」があります。認定日から5年以内に同じレベルの認定を取り直すか、上位レベルを取得すると、ACTIVE の状態を保てます。5年を過ぎると表示が INACTIVE に変わりますが、認定を受けた事実が無効になることはありません。Silver と Gold の両方を持つ人は、Gold の認定日から5年以内に Gold を受け直すと、Silver も合わせて期限が延びます。
受験の進め方
当サイトの提案:最初に公式サイトで Silver の出題範囲を開き、重要度の高い項目を手元の PostgreSQL で実際に操作して確かめると、出題の意図をつかみやすくなります。次に EDUCO-ID を取得し、テストセンターと OnVUE のどちらで受けるかを決めてください。OnVUE を選ぶ場合は受験環境の事前確認が必要です。Gold は Silver 合格後に、実行計画の読み方や統計情報の扱いを実際の環境で試してから受験すると、出題構成と学習内容がそろいます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。