ペストコントロール技術者とはどんな資格か
ペストコントロール技術者は、公益社団法人日本ペストコントロール協会が認証する資格です。協会は、ペストコントロール(有害生物の防除)を行う技術を持つ個人に与えられ、協会の認証を受けた人を指すと説明しています。種類は1級から3級と名誉技術者の4つです。
養成講座の募集案内では、ビル街でのゴキブリやネズミの多発、住宅での屋内塵性ダニの被害に加え、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やヒアリなどの外来生物の侵入が社会問題になっていることが、講座開設の背景として挙げられています。
資格を取得する方法
1級から3級の認証は、一般財団法人日本環境衛生センターと協会が共催する「ペストコントロール技術者養成講座」(通信教育)の修了者が対象です。3級に限っては、厚生労働省登録機関が実施する防除作業従事者研修の修了者と、公益財団法人日本建築衛生管理教育センターが実施する防除作業監督者の修了者も認証を申請できます。認証申請は協会の会員でも非会員でも行えます。
養成講座は1986年に始まり、これまで44期を開催し、1級の修了者は1,885名に達しています。第17期からは協会の技術者認証制度(1〜3級)と連動した受講制度になりました。受講は何級からでも可能です。
第45期養成講座のコースと受講料
| コース | レベル | 期間(予定) | 内容 | 受講料(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 1級 | PCO技術管理者 | 2026年11月〜2027年6月(8か月) | 通信授業7単元14科目、スクーリング、総合レポート(計16科目) | 164,550円 |
| 2級 | PCO技術監督者 | 2026年11月〜2027年4月(6か月) | 通信授業6単元10科目 | 101,800円 |
| 3級 | PCO作業従事者 | 2026年11月〜2027年4月(6か月) | 通信授業6単元7科目 | 72,850円 |
受講料はテキストなどの教材費と添削指導料を含みます。科目ごとの金額は1科目9,650円、スクーリングは14,500円で、初回受講時のみ初回登録料5,300円がかかります。定められた資格を持つ人は一部科目が免除され、その分の受講料が減ります。定員は1級100名、2級と3級が各50名で、定員になり次第締め切られます。第45期の受付は2026年9月30日必着で終わっており、会期途中からの申込はできません。
学習の進め方と修了の条件
テキストは月に1単元2科目程度のペースで送られ、1冊を1科目として学びます。科目ごとに5題の添削問題が出され、提出期限までに答案を出すと採点と添削指導を受けられます。科目の合格には5題の合計点が合格基準点以上であることが必要です。
1級ではさらに、毎年5月に日本環境衛生センター(川崎市)で行われる2日間のスクーリング(実技実習)と、6月末締切の総合レポートが必要です。スクーリングに出席できないと、その期は不合格になります。合否の結果は9月中旬に受講者全員へ郵送されます。認証後の更新については、協会から各個人に案内が送られます。
受講を考えている人へ
養成講座は11月に開講し、会期途中からは申し込めません。2026年度の申込は9月30日で締め切られたため、間に合わなかった人は、2027年度の募集案内が公表されるのを待つことになります。
当サイトの提案:まず自分の業務に必要なレベル(作業従事者、監督者、管理者)を勤務先と相談し、受講する級を決めてください。1級を選ぶ場合は5月のスクーリングに2日間参加できるかを先に確認します。免除の対象となる資格を持っている人は、有効期限内の証明書の写しを申込書に添付すると受講料が減ります。3級だけが目的なら、防除作業従事者研修などの修了で認証を受ける方法と費用を比べてから選ぶとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。