PMCの位置づけ
PMCは、特定非営利活動法人日本プロジェクトマネジメント協会(PMAJ)が運営するP2M資格制度の資格です。P2Mはプログラム&プロジェクトマネジメントの日本発の体系で、資格制度ではPMCe、PMC、PMS、PMQ、PMRなどが段階的に設けられています。協会の説明では、PMCはP2Mにおけるプロジェクトマネジメントのコア知識を修得したことを認定する資格です。
PMAJの実施要領は、PMC資格者に求められる人材像として、価値創造に向けたマネジメント実践力を発揮できること、客への報告や折衝ができること、上司に進捗や課題を報告できること、プロジェクトチームに貢献できる役割を担えることを挙げています。プロジェクトは「始まりと終わりのある特定期間に、制約条件のもとで達成を目指す将来に向けた価値創造事業」と定義されています。
試験は「改訂4版 プログラム&プロジェクトマネジメント標準ガイドブック」(2024年9月改訂)に準拠して出題されます。PMAJが独自に認定する民間資格です。
受験資格は講習修了が前提
PMC資格試験は誰でも受けられる試験ではありません。受験できるのは、PMC講習会の受講修了者、eラーニング(PMC)実施機関の受講修了者、大学などで認定PM講座を履修して登録したPMCe資格者です。申込期日までに講習の規定時間数を修了している必要があります。
PMAJのPMC講習会は年6回、奇数月に開かれ、受講時間は28時間です。会場参加、オンライン参加、1週間の録画視聴から選べます。受講料は個人正会員と法人正会員の社員が94,600円、非会員が104,775円(いずれも税込)です。
試験の形式と出題比率
試験はCBT方式で、四肢択一50問を75分で解答します。予約はCBTソリューションズ社の受験予約サイトから行います。出題比率は次のとおりです。
| 区分 | 比率 |
|---|---|
| 第1部 P2Mの概要と特徴 | 2% |
| 第3部 プロジェクトマネジメント | 68% |
| 第5部 第1章 プロジェクト組織マネジメント | 12% |
| 第5部 第2章 人材マネジメント | 12% |
| 第5部 第6章 情報マネジメントと情報インフラストラクチャー | 6% |
2026年度の日程と費用
2026年度は5月、7月、9月、11月、2027年1月、3月の6期です。11月期は申込が10月1日から31日、試験期間が11月10日から30日です。2027年1月期は申込12月1日から31日、試験1月10日から31日、3月期は申込2月1日から28日、試験3月10日から31日です。日によっては満席になるとPMAJは案内しています。
受験料は17,050円(税込、事務手数料550円を含む)です。合格後の登録料は9,438円で、有効期間は5年、更新料も9,438円です。PMCはPMSと異なり、CPUポイントによる資格更新申請は不要とされています。
P2M資格の中でのPMCの次の段階
PMAJが公表しているP2M試験の一覧をまとめると、各資格の受験資格と受験料は次のようになります。
| 試験 | 受験資格 | 受験料(税込) |
|---|---|---|
| PMC資格試験 | PMC講習会修了者またはPMCe資格保有者 | 17,050円 |
| PMSプログラム試験 | PMC資格登録者または所定のPM関連資格保有者 | 22,550円 |
| PMS資格試験 | なし | 39,270円 |
| PMQ資格試験 | PMS資格登録者で3年以上のプログラム・プロジェクト実務経験 | 55,000円 |
| PMR資格試験 | PMR補またはPMQ資格登録者で3年以上の実務経験 | 165,000円 |
PMC資格登録者は、PMSプログラム試験(50問・75分)に合格するとPMS資格を取得できます。PMSは、プログラムマネジメントを含むP2M全般の知識を修得したことを認定する資格で、PMCより出題範囲が広がります。PMQとPMRは書面審査や論述・面接で実践力を判定する試験で、知識試験のPMC・PMSとは性格が異なります。
申し込む前に
当サイトの提案:最初に、自分が講習会、eラーニング実施機関、PMCeのどの経路で受験資格を得るかを決めてください。講習会を使う場合は、受講修了日が受けたい試験期の申込締切に間に合う回を選び、その後にCBTの会場と日時を予約します。将来PMSまで進むつもりなら、PMCを経由してPMSプログラム試験を受ける道と、受験資格のないPMS資格試験を直接受ける道の費用と期間を並べて比べておくと判断しやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。