セーリング技術検定試験(バッジテスト)とは
セーリング技術検定試験は、公益財団法人日本セーリング連盟(JSAF)が「セーリングの安全と普及、そして健全なセーラーを育成する」目的で設けた検定制度です。正式名称はセーリング技術検定試験ですが、通称の「バッジテスト」で知られています。自分の帆走や航行の技量を客観的に知ることができると、連盟は説明しています。
連盟のページでは、国体選手として登録するには中級以上の資格が必須とされています。都道府県によっては、国体予選のレース参加や、ハーバーからの出艇・帰着にこの資格を条件にしているところもあります。
級の区分
検定種目はセーリングボートとウィンドサーフィンに分かれています。
| 取得級 | セーリングボートの評価級 | ウィンドサーフィンの評価級 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 初級 | 6級・5級 | 6級・5級 | 6級は学科のみ。5級から学科合格後に実技検定 |
| 中級 | 4級・3級 | 8級(ウインド中級) | 初級認定者が受講できる。技量に応じて4級か3級を認定 |
| 上級 | 2級・1級 | なし | 当面の間、認定を行わない |
初級6級は、これからヨットに乗ろうとする人が最低限知っておくべきことを確認するテストで、セーリング体験教室の参加者なども受験の対象とされています。連盟は6級について、ふるい分けのための試験ではなく、ヨットに乗るための知識があれば合格できるテストだと説明しており、受講料に会員と非会員の区別を設けていません。中級やウインド中級を同時に受ける場合は、実技免除の6級を取得する方法もあります。5級は、ヨットに乗り始めた人が正しい指導のもとでセーリングの原則を身につけているか、思い違いがないかを確かめる級です。中級は、レースに参加して他艇に迷惑をかけない力量があるかを見る級です。ウインド中級8級で実技検定の免除を受けるには、日本ウィンドサーフィン協会(JWA)のバッジテスト3級以上の認定が必要です。
学科と海上実技の内容
学科テストは、ヨットの用語、セーリング一般、ルール(海の法規やセーリングルール)、安全、気象の5つの範囲から出題され、100点満点で合格最低点は60点です。出題範囲は初級・中級・上級で共通ですが、級が上がるほど詳しい内容が問われます。
海上実技テストは地域の条件に合わせてコースを設定して行われます。評価項目はスタート前の艇の停止、スタート、タッキング、フリーランニング、ジャイビング、全般的考査(中級からの人命救助時の操船、他艇と出会ったときの法規の遵守、操船態度)です。航路権の妨害、事故・沈、マーク不通過は失格になります。
費用と申込先
| 区分 | 初級6級 | 初級5級 | 中級 | 上級 |
|---|---|---|---|---|
| 会員(認定料+標準検定料) | 2,000円 | 2,000円 | 3,500円 | 5,000円 |
| 非会員 | 3,500円 | なし | なし | なし |
検定料は標準額として示されています。講習と検定はJSAF加盟の都道府県連盟が開催し、2026年度の開催予定は連盟のページから都道府県別の案内で確認できます。JSAFへ報告がない地域もあるとされています。初級5級、中級、ウインド中級、上級の資格を維持するには、会費を払い続ける必要があります。
受験の進め方
当サイトの提案:ヨットに乗る前の段階なら、まず学科のみの初級6級を、地元の都道府県連盟が開く講習・検定で受けてください。国体予選やレースへの参加を考えているなら、出場する大会や利用するハーバーが何級以上を求めているかを先に確認し、JSAF会員登録と会費の継続を含めて中級までの計画を立てると、必要な手続きが分かりやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。