社会福祉士は、福祉に関する相談、助言、関係機関との連絡調整などを行う専門職の国家資格です。資格を得るには、学歴・履修科目・実務経験などに応じた受験資格を満たし、国家試験に合格して登録します。大学を卒業したことや、福祉の仕事に就いたことだけで受験資格が整うとは限りません。
最初に確認したい受験資格
試験センターは、指定科目を履修した4年制大学卒業者、指定科目を履修した3年制短大等の卒業と1年以上の相談援助実務、2年制短大等の卒業と2年以上の相談援助実務、短期養成施設・一般養成施設の修了などの経路を案内しています。養成施設に入学するための条件も経路ごとに異なります。
出身校の名称だけで判断せず、履修した科目と卒業年度、担当してきた業務を資格取得ルート図に照らしてください。実務経験には対象施設・職種の範囲があり、福祉分野の勤務がすべて算入されるわけではありません。見込みで申請する場合は、卒業や実務の要件を満たす期限と証明書の提出期限も確認します。
第39回の試験日・申込期間・費用
- 試験日:2027年2月7日(日)。
- 申込期間:2026年9月3日(木)~10月2日(金)。インターネットで申し込み、期間内に受験手数料の支払いも完了させます。
- 社会福祉士のみの受験:24,300円。
- 共通科目免除による受験:20,460円。
- 精神保健福祉士との同時受験:両試験の合計45,020円。試験日は2月6日・7日の2日間です。
上記は第39回の案内です。養成課程の学費、教材費、交通費、合格後の登録費用は受験手数料とは別に考えます。
試験科目と合格基準
全科目受験は19科目、129問、試験時間は合計225分です。医学・心理・社会保障・各福祉分野・ソーシャルワークなどを扱い、五肢択一を基本とする多肢選択形式で出題されます。
合格には、総得点の60%程度を基準として問題の難易度で補正した点数以上を取り、さらに6科目群のすべてで得点することが必要です。「毎年同じ点数を取れば合格」「全科目で一律60%が必要」という基準ではありません。共通科目免除を受ける場合は45問・2科目群となります。
勉強を始める前に整えるもの
当サイトの提案:受験資格の確認と証明書の依頼を先に進め、その後、公式の出題基準と過去問を使って6科目群ごとの理解不足を整理すると計画を立てやすくなります。教材を選ぶ際は、受験年度の制度改正と現在の出題科目に対応しているかを確認してください。必要な学習時間や合格までの期間は、履修歴や経験によって変わります。
合格後は登録が必要
国家試験の合格と社会福祉士の登録は別の手続きです。社会福祉士の名称を用いるには登録を受ける必要があります。また、社会福祉主事任用資格とは別制度であり、社会福祉主事の要件を満たしているだけで社会福祉士を名乗ることはできません。
参照資料と確認日
2026年10月2日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。