タッチタイピングを証明する方法
タッチタイピングは、キーボードを見ずに決まった指で入力する技能です。この技能だけを対象にした国家資格や公的資格はなく、民間団体が実施する入力速度の認定試験やコンクールで、入力できた文字数に応じた級や段を受けるのが一般的な証明方法です。タイトルの「関連資格」は、こうした複数の民間試験をまとめた呼び方です。
代表的なものとして、日本情報処理検定協会の文章入力スピード認定試験、毎日新聞社と一般社団法人日本パソコン能力検定委員会が主催する毎日パソコン入力コンクール、イータイピング株式会社のタイピング技能検定イータイピング・マスターがあります。運営団体も受ける場所もそれぞれ違うため、以下で分けて説明します。
文章入力スピード認定試験(日本情報処理検定協会)
この認定試験は、問題文どおりに10分間入力し、純字数で段や級を決めます。純字数は総字数からミスの数を引いたもので、1ミスにつき1文字減です。不合格の級を受けるというより、入力できた量に応じて段級が決まる仕組みです。
| 段・級 | 10分間の純字数 |
|---|---|
| 特段 | 2,000文字以上 |
| 初段 | 1,500文字以上 |
| 1級 | 1,000文字以上 |
| 2級 | 600文字以上 |
| 3級 | 350文字以上 |
| 4級 | 250文字以上 |
| 6級 | 50文字以上 |
このほか準1級800文字、準2級450文字、5級100文字の区分もあります。2026年度の試験日は7月12日、10月11日、12月13日、2027年2月28日の4回で、一般受験料は1科目1,500円(税込)です。申込は学校、企業、パソコン教室などの試験会場校を通して行い、個人は個人受験に対応した会場校で受けます。
同じ協会の日本語ワープロ検定試験も、10分間の速度問題で入力の速さを測ります。ただしこちらは手書きの問題文を見ながら入力し、ワープロソフトで文書を作る問題にも合格しなければなりません。キーボード入力の速さだけを示したい人は文章入力スピード認定試験、文書作成まで含めて示したい人は日本語ワープロ検定試験、という分け方ができます。
毎日パソコン入力コンクール
毎日パソコン入力コンクールは、6月大会、秋季大会、冬季大会の年3回、インターネット経由で参加する大会です。合否はなく、得点に応じた級が全員に認定されます。部門はホームポジション、ローマ字、英文、和文、数字・記号などに分かれ、幼児から一般までどの部門にも参加できます。
第26回の冬季大会は2027年1月15日から2月18日まで開かれ、募集は2026年12月14日に始まります。大会と同じ課題で事前に練習できるのも特徴です。認定証には1分間の入力文字数などが記され、和文で1分間に40文字が手書きとほぼ同じ速さの実用レベル、80文字が手書きの約2倍の速さとして示されています。個人参加の費用や部門ごとの級位基準は、毎日パソコン入力コンクールの個別記事で詳しく説明しています。
イータイピング・マスターについて
イータイピング株式会社の会社概要は、タイピング技能検定イータイピング・マスターをインターネットで受験できるネット検定と紹介しています。級の区分や受験料は、今回の確認では公式ページの本文を取得できなかったため、この記事では扱っていません。申込前に検定サイトで最新の案内を確認してください。
どれを選ぶか
当サイトの提案:学校や職場で受験機会がある人は、まず所属先が日本情報処理検定協会の会場校かどうかを確かめると、10分間の入力試験を身近な場所で受けられます。自宅で練習の成果を確かめたい人は、毎日パソコン入力コンクールの無料練習で本番と同じ課題を打ち、冬季大会の部門を選ぶ流れが取り組みやすいでしょう。履歴書に書くときは、試験名と級に加えて、何分間に何文字という基準も添えると相手に伝わりやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。