全国総合アニメ文化知識検定試験とは
全国総合アニメ文化知識検定試験は、略称を「アニメ検定」とする民間の知識検定です。アニメーション制作会社のサンライズが2008年8月22日に掲載した告知によると、この検定は子どもから高齢者まで幅広い層を対象に、日本の文化としてのアニメーションへの関心を高めることを目的として行われていました。国家資格や公的資格に当たるものではなく、合格によって特定の仕事に就けるといった法的な効果もありません。
同じ告知では、主催はアニメ検定実行委員会、監修は当時の名称で有限責任中間法人日本動画協会とされています。協力団体として、秋葉原エンタまつり2008実行委員会、杉並アニメーションミュージアム、東京国際アニメフェア実行委員会事務局、広島アニメーションビエンナーレ2008実行委員会の名前が挙がっていました。
確認できた第2回の開催情報
一次資料で確認できた具体的な日程は、2008年に行われた第2回の分だけです。告知に記載された内容は次のとおりです。
| 項目 | 第2回の内容(2008年) |
|---|---|
| 実施日 | 2008年11月23日(日・祝) |
| 会場 | 東京都内 |
| 申込期間 | 2008年9月1日から10月26日まで |
| 受験料・申込方法 | 告知では公式サイトで確認するよう案内されており、金額は記載なし |
この表は18年前の回の情報です。現在の募集内容として読まないでください。
現在の実施状況について
本記事の確認時点で、アニメ検定実行委員会による2009年以降の募集要項や実施案内は、主催者側の資料として確認できませんでした。以前の記事には、休止の発表時期、級の構成、出題ジャンル、試験時間、合格基準、受験者数、公式問題集の価格などを載せていましたが、いずれも主催者の資料で裏付けが取れなかったため削除しました。
そのため、この検定は「現在申し込める検定」として扱うことができません。過去に受験して合格証を持っている方が履歴書などに記載する場合も、検定名と取得年を正確に書き、現行の制度と混同されないようにしておくと安心です。
アニメ分野で現在実施されている別の検定
アニメに関わる検定を探している場合、現在募集が行われている別の試験として、一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟が実施するアニメータースキル検定があります。同連盟の案内によると、この検定はアニメーターの仕事のうち「動画」と呼ばれる工程に必要な技術と知識を級ごとに測るもので、受験者は会場でトレス台を使い、紙と鉛筆で描いて解答します。試験時間は4時間と案内されています。
ただし、アニメータースキル検定は作画の技能を見る試験で、アニメの作品や歴史に関する知識を問う全国総合アニメ文化知識検定試験とは目的も内容も異なります。同じ検定の後継として扱うことはできないので、比較のための参考情報として見てください。
受験を検討する前の確認と当サイトの提案
アニメ検定の名前で受験案内を見つけた場合は、主催団体の正式名称、実施回と試験日、申込期間、受験料、合格者に出される証明書の種類が書かれているかを確認してください。名前の似た検定や、特定の作品だけを扱うご当地検定・作品検定も多いため、主催者名で見分けるのが確実です。
当サイトの提案:アニメの知識を客観的に示したい方は、まず現在募集中の検定の中から、主催者が要項・日程・受験料をはっきり公開しているものを選んでください。制作現場を目指す方は、知識系の検定よりも、作画の技能を級で示せるアニメータースキル検定の要項を読み、自分の描ける範囲と照らし合わせるところから始めると、準備の順番を決めやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。