試験の目的と実施団体
日本語ワープロ検定試験は、パソコンの日本語ワープロソフトを使って、日本語の入力と文書処理の能力を身につけることを目的とする検定です。実施する日本情報処理検定協会は1985年6月に設立され、通称は日検です。この検定を含む協会の試験は文部科学省の後援を受けていますが、国家資格ではなく民間の検定です。
受験資格の制限はなく、下の級から順に受ける必要もありません。同じ種目の同じ級でなければ併願もできます。
1級から4級の合格基準
1級から4級は、速度問題と文書作成問題の2つの基準をどちらもクリアして初めて合格です。速度問題は10分間で手書きの問題文を入力し、1行40文字で数えます。文書作成問題は20分間で手書き問題からビジネス文書を作り、80点以上で合格です。
| 級 | 速度の合格文字数 | 1ミスの減点 | 文書作成の出題内容 |
|---|---|---|---|
| 4級 | 200文字以上 | 1文字減 | ビジネス文書 |
| 3級 | 300文字以上 | 1文字減 | 表を含むビジネス文書 |
| 準2級 | 400文字以上 | 3文字減 | 表を含むビジネス文書 |
| 2級 | 500文字以上 | 3文字減 | 表を含むビジネス文書 |
| 準1級 | 600文字以上 | 5文字減 | 表・地図を含むビジネス文書 |
| 1級 | 700文字以上 | 5文字減 | 表・地図を含むビジネス文書 |
速度問題の文章は一般的な現代文で、漢字の含有率は級が上がるにつれて高くなります。文書作成問題では1ミスにつき2点が引かれます。試験時間に印刷などの出力時間や説明時間は含まれません。
初段の内容
初段は3つの問題で構成されます。速度は10分間で800文字以上、1ミスにつき5文字減です。文書作成Iは表と地図を含むビジネス文書を20分で作ります。文書作成IIは20分で、文字の処理、グラフの挿入、表内データの計算や並べ替え、図形の挿入、段組みなどを行い、専用の減点基準で採点されます。3つの基準をすべて満たすと合格です。
2026年度の日程と受験料
| 回 | 試験日 | 会場校の申込受付期間 |
|---|---|---|
| 第147回 | 2026年7月5日 | 終了 |
| 第148回 | 2026年10月11日 | 9月2日〜9月15日(終了) |
| 第149回 | 2026年12月6日 | 10月30日〜11月12日 |
| 第150回 | 2027年2月21日 | 2027年1月15日〜1月28日 |
試験日は、試験会場校からの届け出により前後10日間の範囲で移動できます。受験料(税込)は、4級1,800円、3級2,300円、準2級2,600円、2級2,800円、準1級3,100円、1級3,300円、初段5,300円です。
申込は、学校、企業、パソコン教室などが試験会場校になって行います。個人で受ける場合は、協会が公開している個人受験対応校の一覧から会場を探し、その会場に試験日を直接問い合わせる流れです。合格証書は再発行されませんが、合格者の申請により合格証明書を発行してもらえます。手数料は1回の申請につき2,000円(消費税、送料、代引き手数料込み)で、申請書の到着から発行まで10日ほどかかります。
協会によると、試験は全国約2,600の大学、短期大学、専門学校、高等学校、中学校、特別支援学校、各種教室などで実施され、年間20万人以上が受験しています。学校で受験機会がある場合は、まず担当の先生に会場校かどうかを確かめるのが近道です。
受験準備の進め方
当サイトの提案:協会のページでは直近8回分の過去問題がPDFで公開されているので、受けたい級の速度問題を10分計って入力し、ミスによる減点まで含めて合格文字数に届くか確かめてください。届いていれば文書作成の過去問題に進み、表や地図の作り方を練習します。個人受験の人は、会場校によって試験日や申込締切が協会の日程表と異なる場合があるため、第149回を狙うなら11月上旬までに会場へ連絡しておくと安心です。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。