試験の位置づけ
Word文書処理技能認定試験は、株式会社サーティファイのソフトウェア活用能力認定委員会が主催・認定する民間の検定です。サーティファイの沿革によると、1996年に始まりました。試験の目的は、Microsoft Wordを使った文書作成の技能と、それをビジネス実務に展開する能力を認定することです。
2026年3月31日時点の累計受験者数は561,105名で、2025年度の平均合格率は87.8%と公表されています。試験概要には、1級と2級が特定非営利活動法人実務能力認定機構(ACPA)の検定試験認証を取得していることも記載されています。
級ごとの認定基準
3級は、Wordで簡単なビジネス文書を作成でき、パソコン、ワープロ、ビジネス文書に関する基礎的な技能を持つレベルです。2級は通常のビジネス文書処理ができるレベルです。1級は高度なビジネス文書処理に加えて、表計算(Excel)も含めた実践的な技能で業務を効率化できるレベルとされています。受験対象の目安は、3級と2級が高校生から、1級が専門学校・大学生や社会人です。
| 級 | 知識試験 | 実技試験 | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|
| 1級 | 15分 | 90分 | 8,600円 |
| 2級 | 15分 | 90分 | 7,500円 |
| 3級 | なし | 60分 | 6,400円 |
出題形式
知識試験は1・2級だけにあり、文書処理とWordに関する知識を、画面に表示される多肢選択式の15問で問います。実技試験は、連続したテーマに沿った大問5問です。画面の仕様や指示に従ってdocx形式のドキュメントを作成・編集し、1級ではテンプレート形式のdotxファイルも扱います。合格基準は、1・2級が知識と実技の合計で得点率70%以上、3級は実技で70%以上です。
出題範囲は2013、2016、2019、2021、2024の各バージョンごとに公開されていて、Microsoft 365を使っている場合は最新のバージョンで受験できます。推奨OSはWindows11で、Macには対応していません。
随時試験と2026年度の公開試験
随時試験は、サーティファイの認定会場で、会場が決めた日に受ける方法です。公開試験は、サーティファイが日程を決める年2回の試験で、自宅や勤務先からリモートWebテストで受けます。3級は10時から12時、1・2級は13時から15時の間に開始し、1・2級の試験時間は計105分です。
| 回 | 試験日 | 対応バージョン | 申込期間 | 結果発表 |
|---|---|---|---|---|
| 第9回 | 2026年7月12日 | 2021・2024 | 受付終了 | 2026年8月5日 |
| 第10回 | 2027年2月7日 | 2021・2024(予定) | 2026年11月24日〜2027年1月24日 | 2027年3月3日 |
申込には「資格受付ONLINE」のアカウントが必要で、支払いはクレジットカード、コンビニ、銀行振込から選べます。公開試験では、パソコンのカメラに加えて補助カメラとしてスマートフォンとスタンドを用意します。受験者全員に「試験結果のおしらせ」が、合格者にはデジタルバッジとデジタル認定証明書がデータで発行されます。
公開試験の開始時刻には2時間の幅があり、3級を10時20分に始めれば11時20分に、11時40分に始めれば12時40分に終わります。ブラウザはChrome、Edge、FireFoxのいずれかを最新版で使い、Internet ExplorerとSafariでは受験できません。キャンセルや返金の扱いは、公式サイトのよくある質問で確認するよう案内されています。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:まず、普段の仕事や学校で作っている文書が3級の「簡単なビジネス文書」に近いのか、2級の「通常のビジネス文書」に近いのかを認定基準で比べて、受ける級を決めてください。次に、使っているWordのバージョンの出題範囲を開き、知らない機能がどれだけあるかを確認します。2027年2月の公開試験を受けるなら、申込は2026年11月24日から2027年1月24日までです。近くに認定会場がある人は、随時試験の日程と比べて都合のよいほうを選ぶとよいでしょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。