保険請求事務技能検定試験の主催団体
保険請求事務技能検定試験は、日本医療事務協会が主催していた医療事務の検定です。協会が2010年4月に出した講座募集の発表では、協会が医療・歯科事務の実力を証明する試験として保険請求事務技能検定試験を主催し、試験の作成・運営と対策教材の出版を主に行っていると説明しています。
同じ発表では、医療事務通学コースで取得を目指す資格として、保険請求事務技能検定試験(3・4・6・7・9・11・12月)が挙げられていました。これは2010年当時の案内で、現在の実施月を示すものではありません。
現在の協会の試験一覧
2026年10月8日に日本医療事務協会のウェブサイトを確認したところ、協会主催の資格試験として案内されているのは、医療事務検定試験、医事コンピュータ能力技能検定試験、レセプト点検業務技能検定試験、調剤薬局事務検定試験、介護報酬請求事務技能検定試験の5つでした。保険請求事務技能検定試験の名称は一覧にありません。
一方、協会の通学コースの講師紹介には、保有資格として保険請求事務技能検定試験合格が今も掲載されています。過去に合格した人の資格がどう扱われるか、また医療事務検定試験が後継の試験にあたるかは、公開資料では説明されていません。名称が変わったと判断する根拠も見つかっていないため、別の試験として扱います。
比較資料:現在の医療事務検定試験
参考として、協会が現在実施している医療事務検定試験の要項をまとめます。保険請求事務技能検定試験の要項ではない点に注意してください。
| 項目 | 医療事務検定試験の内容 |
|---|---|
| 受験方法・日程 | 自宅受験。毎月第4日曜日に実施し、期日までに答案を提出 |
| 試験科目 | 学科は正誤問題20問と記述問題5問、実技は外来1問・入院1問の会計欄作成 |
| 合格基準 | 総得点の70%程度を基準に、難易度で補正した点数以上 |
| 受験料 | 7,700円(税込)。講座受講料とは別 |
| 申込 | 受講生は受講要綱、一般個人は協会のフォーム、団体は電話 |
結果は試験後約2週間で郵送され、合格者には医療事務検定試験の合格証が交付されます。教材や資料は試験中に閲覧できます。
受験を考えている人が確認すること
保険請求事務技能検定試験を指定して受けたい人は、日本医療事務協会に、この名称の試験を現在も受け付けているか、医科と歯科のどちらが対象か、現行の要項を入手できるかを問い合わせてください。
医療事務の知識を証明したいだけであれば、現在募集している試験から選ぶ方法もあります。その場合は、試験名、主催者、受験方法、合格基準を、それぞれの公式要項で確認します。
当サイトの提案:すでに保険請求事務技能検定試験の合格証を持っている人は、合格証に書かれた試験名、発行団体、合格年月をそのまま履歴書に書いてください。これから受ける人は、協会への問い合わせで「保険請求事務技能検定試験の新規受験は可能か」と「医療事務検定試験との関係」の2点を同時に聞くと、どちらを受けるかを一度で判断できます。
参照資料と確認日
2026年10月8日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。