JPTとJLPTは別の試験
JPT日本語能力試験は、京都市に事務所を置く一般社団法人日本語能力試験実施委員会が運営する民間の試験です。日本語を母語としない学習者を対象に、日本で就学・就業するうえで必要なコミュニケーション能力を客観的に測ることを目的としています。
「日本語能力試験」という言葉はJLPTを指して使われることが多く、混同しやすい名前です。JPTは独自の問題と採点方式を持つ別の試験で、公式サイトにもJLPTとのレベル比較のページが別に設けられています。申込先や成績証明書の発行元も異なるので、提出先がどちらの試験を求めているかを最初に確認してください。
試験の構成とスコアの出し方
試験は聴解と読解の2つに分かれ、合計200問・95分です。
| 区分 | 内容と問題数 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 聴解 | 写真描写20、質疑応答30、会話文30、説明文20 | 45分 | 495点 |
| 読解 | 正答探し20、誤文訂正20、空欄埋め30、読解30 | 50分 | 495点 |
聴解試験の長さは回によって多少変わることがあります。結果は合格・不合格で示されず、聴解5〜495点、読解5〜495点、合計10〜990点のスコアが5点刻みで出ます。公式サイトは、毎回一定した難易度で作られ、得点等化方式でスコアを出していると説明しています。級に分かれていないので、初心者から上級者まで同じ試験を受け、繰り返し受けて上達度を確かめられます。
2026年の国内日程と受験料
国内では年12回実施されます。第415回(10月18日)の申込は9月18日で終わっており、2026年10月3日時点で申し込めるのは次の回です。
| 回 | 試験日 | 会場 | 申込期間 |
|---|---|---|---|
| 第416回 | 2026年11月22日(日) | 東京・大阪・愛知 | 9月18日〜10月22日 |
| 第417回 | 2026年12月20日(日) | 東京・大阪 | 10月20日〜11月20日 |
受験料は7,700円(税込)です。申込には専用アプリ「JPT APP」を使い、アカウント作成、受験日と受験地の選択、本人写真の登録、受験料の支払いの順に進めます。支払いはクレジットカードかコンビニ決済です。氏名はパスポートと同じ表記で入力し、登録した写真は成績証明書にも使われます。申込後に写真は変更できません。テスト結果は試験日から2週間以内にアプリで通知されます。
在留手続きでの扱い
出入国在留管理庁は、日本語教育機関への入学を考える人向けのページで、当面の間「日本語教育の参照枠」のA1相当以上とみなす試験の1つとして、JPT日本語能力試験の315点以上またはJPT Elementary試験の68点以上を挙げています。JPTの公式サイトでは、在留資格「留学」でのA2相当以上の証明や、高等教育機関への入学に必要な日本語能力の証明としても認められたと案内しています。
求められる点数は手続きや学校によって異なります。旧記事にあった学習時間の目安や教材の評価は一次資料で確認できないため掲載していません。
受験の準備
当サイトの提案:まず提出先の学校や企業に、JPTのスコアを受け付けるか、何点以上が必要かを確認してください。そのうえで公式サイトの問題例で聴解と読解の形式を確かめ、申込締切に間に合う回をアプリで予約しましょう。本人写真は成績証明書にも使われるので、帽子やマスクを外した、本人と確認できる写真を用意しておくと手続きで困りません。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。