CILSの実施機関と位置づけ
CILSは、イタリアの国立シエナ外国人大学のCILSセンターが作成・採点するイタリア語の能力証明です。大学の日本語版の手引きによると、イタリア外務省との協定により、合格証明書はイタリアの多くの国立大学で入学に必要なイタリア語能力の証明として使われています。在外イタリア文化会館が優先会場とされ、日本ではイタリア文化会館の東京と大阪が試験を実施しています。日本の国家資格や公的資格とは別の制度です。
レベルと受験できる人
レベルはA1、A2、UNO(B1)、DUE(B2)、TRE(C1)、QUATTRO(C2)の6つです。A1・A2には児童向け(8〜11歳)と青少年向け(12〜15歳)、B1には青少年向け(14〜18歳)の試験もあります。手引きは、学歴・年齢・国籍の制限はなく、易しいレベルから順に受ける必要もないと説明しています。
各レベルとも、ヒアリング、読解、文法、作文の筆記と、会話の口頭試験の5科目で構成されます。答案と録音はシエナのCILSセンターで一括採点され、5科目すべてが合格点に達すると合格です。合格点に届かなかった科目は、18か月以内であればその科目だけを受け直せます。合否は試験終了から約3か月後にインターネットで確認でき、合格証明書に有効期限はありません。
2026年の日本での実施状況
シエナ外国人大学が定める2026年の標準試験日は6月16日と12月3日ですが、日本の会場は独自の日程を組んでいます。東京では2026年夏期の試験が6月18日(B1・B2・C1)と6月19日(A1・A2・C2)に行われ、申込・支払期間は4月17日から5月6日まででした。冬期については、確認日時点で「試験実施:未定」とされ、実施の有無を発表する日も決まっていません。
大阪のページには、冬期の申込期間を8月5日から10月5日、支払締切を10月22日、試験日を12月6日とする日程が載っています。同じページに冬期の実施は未定とする記載も残っており、表示が一致していません。いずれにしても申込期間は確認日時点で終わっています。
受験料と申込方法
| レベル | 東京の受験料 | 大阪の受験料 |
|---|---|---|
| A1 | 10,000円 | 15,000円 |
| A2 | 10,000円 | 15,000円 |
| B1 | 16,000円 | 20,000円 |
| B2 | 19,000円 | 23,000円 |
| C1 | 21,000円 | 24,000円 |
| C2 | 24,000円 | 27,000円 |
受験料は総額表示で、科目別に受け直す場合の料金も別に定められています。どちらの会場も申込はオンライン予約のみで、定員があります。初めて受けるレベルは5科目すべての受験が必須です。東京ではクレジットカードによるオンライン決済のみで、銀行振込は受け付けず、支払った受験料は理由を問わず返金されません。申込時にはパスポートなど顔写真付きの身分証明書をカラーでスキャンしてアップロードします。
留学などに使う場合
手引きによると、DUE(B2)の合格者は、非ヨーロッパ圏の外国人がイタリアの国立大学に入学する際のイタリア語試験を免除されます。ただし、必要なレベルは大学や課程、手続きによって異なります。
当サイトの提案:まず提出先の要項で必要なレベルと証明書の提出期限を確認しましょう。結果通知まで約3か月かかるため、2026年冬期に受けられないと、2027年夏期の結果は秋ごろになります。東京の冬期の発表を定期的に確認しつつ、間に合わない場合は2027年の夏期を目標にするか、イタリア文化会館に今後の予定を問い合わせると計画が立てやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月8日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。