建設機械施工技士と建設機械施工管理技士の関係
記事タイトルの建設機械施工技士は、建設業法に基づく技術検定で取得する建設機械施工管理技士を指す名称として使われてきました。日本建設機械施工協会の案内では、現在の試験名は建設機械施工管理技術検定です。令和2年度以前は2級の試験が建設機械施工技術検定と呼ばれており、その合格者も第二次検定の実技試験の免除などで扱われます。
技術検定は第一次検定と第二次検定に分かれ、それぞれ1級と2級があります。第一次検定に合格すると1級または2級の建設機械施工管理技士補、第二次検定に合格すると建設機械施工管理技士の称号が与えられます。日本建設機械施工協会は建設業法施行規則に定められた指定試験機関で、合格証明書の交付は国土交通省が行います。
受検資格
| 区分 | 受検資格の概要 |
|---|---|
| 1級第一次検定 | 受検年度の年度末に満19歳以上 |
| 2級第一次検定 | 受検年度の年度末に満17歳以上 |
| 1級第二次検定 | 1級第一次検定の合格者で、1級第一次検定合格後または2級第二次検定合格後の実務経験が所定の年数を満たす人 |
| 2級第二次検定 | 1級第一次検定合格後1年以上、または2級第一次検定合格後2年以上の受検種別に関する施工管理の実務経験がある人など |
2級第二次検定は、受検種別の建設機械を操作して建設工事を施工した実務経験が6年以上ある2級第一次検定合格者も受けられます。令和10年度までは、学歴に応じた実務経験年数で判断する旧受検資格でも受検できます。同じ年度に第一次検定と第二次検定を受けることはできず、第二次検定の申込みは第一次検定合格の翌年度以降です。
試験の方法と6つの種別
第一次検定は1級・2級とも四肢択一式のマークシートによる筆記試験です。2級は共通問題と受検種別ごとの種別問題で行われます。第二次検定は筆記試験と実技試験で、実技では実際の建設機械を運転操作します。1級の実技は第1種から第6種のうち2つの種別を選びます。
種別は、第1種トラクター系、第2種ショベル系、第3種モーター・グレーダー、第4種締固め、第5種舗装用、第6種基礎工事用の6つです。2026年度の実技試験では、第2種で油圧ショベル、第1種でブルドーザなどを使う予定と案内されていました。
2026年度の日程と受検手数料
2026年度の受検申請は2月16日から3月13日まででした。第一次検定と第二次検定の筆記試験は6月21日、第二次検定の実技試験は8月下旬から9月中旬に行われ、第一次検定の合格発表は8月3日でした。第一次検定と第二次検定の再受検者の申込みは、2026年度から国土交通省のインターネット申請に変わっています。
| 区分 | 受検手数料(非課税) |
|---|---|
| 1級第一次検定 | 19,700円 |
| 2級第一次検定 | 1種別19,700円、2種別39,400円 |
| 1級第二次検定 | 2種別受検57,300円、1種別受検44,500円、2種別免除31,700円 |
| 2級第二次検定 | 1種別40,800円 |
合格後にできること
第二次検定の合格者は、建設業の許可で営業所ごとに置く専任の技術者や、工事現場の主任技術者になれます。1級の合格者は、特定建設業者が一定額以上の下請契約で施工する工事に置く監理技術者にもなれます。2級の場合、これらの資格は土木工事業、とび・土工工事業、舗装工事業に係るものに限られます。1級技士補は、条件を満たせば監理技術者補佐に就けます。労働安全衛生法の特定自主検査の資格や技能講習の一部免除を受けられる場合もあります。
受検を考えている人が確認したいこと
当サイトの提案:最初に、自分の目標が主任技術者になれる2級か、監理技術者になれる1級かを決めてください。第一次検定は年齢だけで受けられるので、実務経験が浅いうちに合格しておくと、その後の実務経験を第二次検定の受検資格に数えられます。2027年度の受検申請は2026年度と同じく2月から3月ごろになる可能性があるため、秋以降は日本建設機械施工協会の新着情報を確認し、受検の手引が公開されたら最初に受検資格のページを読んでください。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。