舗装施工管理技術者とは
舗装施工管理技術者資格試験は、一般社団法人日本道路建設業協会が平成7年度から実施している試験です。協会は、舗装工事に携わる技術者の技術水準と能力を適切に評価し、水準の高い安定した舗装工事の施工を図ることを目的としていると説明しています。試験には1級と2級があり、合格して登録申請をすると資格者証が交付され、「1級舗装施工管理技術者」または「2級舗装施工管理技術者」と称することができます。
協会は、舗装工事には一般土木工事とは異なる表面性状、安定性、耐久性の確保といった専門知識と、交通規制や限られた作業空間に対応する施工経験が求められるとしています。試験の運営と問い合わせは、協会の舗装技術者資格試験委員会が担当しています。
受験資格
受験には、学歴と取得資格に応じた舗装施工管理に関する実務経験が必要です。年数は卒業後に数えます。主な区分は次のとおりです。
| 学歴 | 1級(指定学科/指定学科以外) | 2級(指定学科/指定学科以外) |
|---|---|---|
| 大学卒業 | 3年以上/4年6か月以上 | 1年以上/1年6か月以上 |
| 短大・高専(5年制)卒業 | 5年以上/6年6か月以上 | 2年以上/3年以上 |
| 高校卒業 | 8年以上/11年6か月以上 | 3年以上/4年6か月以上 |
| その他 | 15年以上 | 8年以上 |
1級では、上記の年数に1年以上の指導監督的実務経験が含まれている必要があります。ほかに、技術士(建設部門)二次試験の合格者、1級土木施工管理技術検定などの合格者、2級舗装施工管理技術者資格試験や2級土木施工管理技術検定などの合格者、専任の主任技術者の実務経験が1年以上ある人などに別の区分があります。前年度に1級の一般試験だけ合格した人は、一般試験免除申請をして応用試験だけを受けられます。
試験の内容と合格基準
1級・2級とも、一般試験(択一式)と応用試験(記述式)を行います。一般試験は、舗装工事に必要な法令、土木技術、舗装の設計・材料・施工・補修、施工計画と工程・品質・出来形・安全管理などの知識を問います。応用試験は、舗装の専門知識を技術的に記述する力と、施工現場で経験した技術的な課題・対策・結果を記述する力を問います。令和8年度の試験時間は、1級が一般試験3時間・応用試験3時間、2級が各2時間でした。
協会は平成25年度から合格基準を公表しており、一般試験・応用試験ともに得点が60%以上を合格としています。ただし、試験の実施状況などを踏まえて変更する可能性があるとしています。旧記事の「60問全問必須解答」は令和8年度の公式資料では確認できなかったため削除しました。
令和8年度の日程・費用と合格率
| 項目 | 1級 | 2級 |
|---|---|---|
| 試験日 | 2026年6月28日(日) | |
| 受験手数料 | 18,000円(応用試験のみ9,000円) | 10,000円(応用試験のみ5,000円) |
| 申込期間 | 2026年2月2日〜2月20日(消印有効、締切済み) | |
| 合格発表 | 2026年10月28日(水)午前10時ごろ | |
試験地は札幌、仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、広島、高松、福岡、那覇の10都市です。申込書類は協会ホームページの書類作成システムで作成・印刷し、本籍地記載の住民票や証明写真などと一緒に簡易書留で郵送します。インターネット上だけでは申込は完了しません。
協会が公表している令和7年度の結果は、1級が受験者3,216人・合格者866人(合格率26.9%)、2級が受験者1,398人・合格者800人(同57.2%)です。令和6年度の1級は10.8%で、年度による差が大きくなっています。
受験を考えている人へ
当サイトの提案:令和9年度に受ける人は、まず受験の手引きの指定学科一覧で自分の学科が該当するかを確認し、卒業後の実務経験年数と、1級なら指導監督的実務経験の期間を数えてください。令和8年度の申込期間は2月の3週間だけで、住民票や卒業証明書の原本を揃えるのに時間がかかるため、年明けまでに書類を準備しておくと安心です。応用試験では自分の施工経験を記述するので、担当した工事の課題と対策を整理しておくと役立ちます。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。