みそ製造技能士とはどんな資格か
みそ製造技能士は、技能検定の「みそ製造」職種、みそ製造作業に合格した人が名乗れる名称です。等級は1級と2級で、厚生労働省の試験基準では、1級はみそ製造の職種における上級の技能者、2級は中級の技能者が通常持つべき技能の程度を基準にしています。
技能検定は、職業能力開発促進法に基づいて国が働く人の技能を検定する国家検定制度です。都道府県が実施する職種では、中央職業能力開発協会が試験問題を作り、受検申請の受付や試験の実施は各都道府県の職業能力開発協会が担当します。中央職業能力開発協会自身は受検申請の受付や合格発表を行っていないため、申込先は受検する都道府県の協会になります。合格すると、特級・1級・単一等級は厚生労働大臣名、2級・3級は都道府県知事名の合格証書が交付され、技能士と名乗れます。職業能力開発促進法第50条は、技能士と名乗るときは合格した職種と等級を表示すること、技能士でない人が技能士という名称を使うことを禁じています。これは名称の使用に関するルールで、その仕事を合格者だけに限る規定とは別のものです。
試験の内容
試験は学科試験と実技試験で行われます。厚生労働省の試験基準では、学科試験の科目はみそ製造法、微生物及び酵素、化学一般、電気、関係法規、安全衛生です。みそ製造法では、米みそ・麦みそ・豆みその定義と原料配合、大豆・米・麦・塩などの原料の性質と加工適性、蒸煮や製麹に使う機械設備、製造工程と品質管理が範囲になります。関係法規には食品衛生法関係法令などのみそ製造に関する部分が含まれます。
実技試験はみそ製造作業で、原料の判定及び処理、製麹、仕込み、熟成、みその検査が科目です。1級の細目では、米みそ・麦みそ・豆みその原料の種類と品質の判定、製麹作業、仕込み計算と仕込み管理、熟成の管理、みそとその成分の検査ができることが求められています。
令和8年度の日程と実施地域
みそ製造は、中央職業能力開発協会の令和8年度実施職種一覧で後期の1・2級職種に入っています。令和8年度後期の全国的な日程は次のとおりです。
| 項目 | 令和8年度後期 |
|---|---|
| 実施公示 | 令和8年9月1日 |
| 受検申請受付 | 令和8年10月5日から10月16日まで |
| 実技試験 | 令和8年12月4日から令和9年2月14日までの期間 |
| 学科試験 | 令和9年1月31日(統一実施日) |
| 合格発表 | 令和9年3月12日 |
中央職業能力開発協会の令和8年度後期の公示状況では、みそ製造を実施する都道府県は一部に限られ、学科試験のみの実施とされている地域もあります。住んでいる都道府県で実施されない場合もあるため、受検前に実施する都道府県と受検地の条件を確認してください。
受検資格と手数料
茨城県の案内では、受検に必要な実務経験は1級が7年以上、2級が2年以上で、検定職種に関する学歴や職業訓練歴により短縮されます。職業能力開発促進法施行規則では、2級に合格した人はその後2年以上の実務経験で1級を受検できます。みそ製造の業務経験として何が認められるかは、申請先の協会で確認するのが確実です。
都道府県職業能力開発協会が実施する職種の受検手数料は、厚生労働省の案内では目安として学科試験3,100円、実技試験18,200円です。都道府県によって金額が異なる場合があるため、受検案内で最終確認が必要です。合格基準は100点満点で、原則として実技試験60点以上、学科試験65点以上です。実技試験は原則として試験日より前に課題が公表され、学科試験は職種・等級ごとに全国同じ日に行われます。
受検までの進め方
申込先は受検する都道府県の職業能力開発協会です。協会の受検案内で、みそ製造の実施有無、実技試験の日程と会場、提出書類を確認し、10月の受付期間に申請します。実技試験の課題は試験日より前に公表されるのが原則なので、公表後に課題に沿って準備します。
当サイトの提案:まず中央職業能力開発協会の公示状況で自分の都道府県がみそ製造を実施するかを確認し、実施しない場合は実施県の協会に他県からの受検ができるかを問い合わせてください。次に勤務先で実務経験証明を用意できるかを確かめ、厚生労働省の試験基準を見て、普段扱っていないみその種類や検査項目を洗い出しておくと準備が進めやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。