日本スクールカウンセリング推進協議会とは?資格の概要
| 資格区分 | 公的資格 |
|---|---|
| 主管 | 文部科学省・各都道府県教育委員会 |
| 受験資格 | 公認心理師・臨床心理士・精神科医等(文部科学省が定める選考基準を満たす者) |
勉強時間と学習期間の目安
| 必要勉強時間(目安・中央値) | 約144時間 (幅: 91.5〜183時間) |
|---|---|
| 学習期間の目安 | 約10ヶ月 |
※ コース種別により異なる。全科フル学修コース183時間、全科動画学修コース91.5時間、48講座ステップアップ・フル学修コース144時間
教材の選び方と定番の組み合わせ
学習者の間でよく使われている教材の傾向を整理しました。市販テキスト・問題集・通信講座はそれぞれ役割が異なるので、組み合わせ方が重要です。
| 教材 | 種別 |
|---|---|
| スクールカウンセリング専門研修プログラム(eラーニング) | 通信講座・eラーニング(14科目61講座、受講期間約10ヶ月) |
推奨される学習順序
学習範囲が広い資格では、どの分野から着手するかで効率が大きく変わります。配点や習得難易度を踏まえた標準的な学習順序は以下の通りです。
- 第1分野:スクールカウンセリングの専門基礎(3科目23講座) — カウンセリング心理学・学校心理学・発達心理学など基礎理論を先に押さえる設計になっている
- 第2分野:スクールカウンセリングの方法(5科目20講座) — 面接法・アセスメント・チーム支援など実践手法を基礎の後に学ぶ構成
- 第3分野:スクールカウンセリングの課題と実践(6科目18講座) — 不登校・いじめ・自殺・発達障害など個別課題への応用は最後に配置
日本スクールカウンセリング推進協議会とは:設立目的とスクールカウンセラー資格との関係
- スクールカウンセラーの応募資格・待遇の平等化・公平化を目的の一つとして掲げる協議会
- 文部科学省のスクールカウンセラー等活用事業で「同等と認めた者」の例示として『ガイダンスカウンセラー』が言及されている
- 公認心理師・臨床心理士・精神科医などに加え、ガイダンスカウンセラー取得者がSC選考の対象となりうる
- ガイダンスカウンセラーは10年ごとの資格更新制で、臨床発達心理士の更新ポイントを一部流用できる
- 構成団体として学校心理士・教育カウンセラー・臨床発達心理士など複数資格の団体が参加
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:14科目61講座の全体像
- 第1分野「専門基礎」3科目23講座、第2分野「方法」5科目20講座、第3分野「課題と実践」6科目18講座の計14科目61講座
- 全科フル学修コースは自己課題探究レポートを含む計183時間、全科動画学修コースはレポートなしで計91.5時間
- 受講期間は4月〜翌1月の約10ヶ月間、eラーニングのため自分のペースで進められる
- 各講座に「理解度テスト」が付属しており、習得度をその都度確認できる
- オプションとして医療機関実習(対面集合・5日間)も設けられているが定員制
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:受講コースの種類と選び方
- ①全科フル学修コース(183時間・レポートあり)、②全科動画学修コース(91.5時間・レポートなし)の2種が基本
- ③13講座トライアルコースはお試し受講で、翌年度に全科コースへ移行する際に受講済み分の料金が差し引かれる
- ④⑤の48講座ステップアップコースはトライアル修了者専用の継続受講コース
- フル学修コース修了者には「不登校」「いじめ」「自殺」「発達障害」「グループ対応」などの専門別研修証明書が発行される
- SC推薦依頼時に本プログラム修了者が優先推薦される制度がある
- 受講対象はガイダンスカウンセラー有資格者・構成団体有資格者・公認心理師・一般の方で、資格種別により受講料が異なる
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:取得できる更新ポイントとメリット
- ガイダンスカウンセラーの更新ポイントとして1講座1ポイントが付与される
- 学校心理士資格更新ポイントB1の対象研修として1分野につき1ポイント・合計3ポイント認定(フル学修コース・ステップアップフル学修コース修了者のみ)
- フル学修コース修了者には専門別プログラム研修証明書が発行されSCとしての実績証明に使える
- SC推薦依頼があった際に本プログラム修了者が優先推薦される
- 臨床発達心理士の更新ポイントとガイダンスカウンセラーの更新ポイントを共用できるものが多い
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:第1分野「専門基礎」の学習内容
- 科目1「SCの基礎」(3講座):カウンセリング心理学・学校心理学・発達心理学を扱う
- 科目2「諸理論と実践」(10講座):精神分析・来談者中心・認知行動療法・解決志向ブリーフセラピー・家族療法など主要アプローチを網羅
- 科目3「児童生徒の臨床心理的理解」(10講座):発達障害・精神医学・虐待・非行・セクシャルマイノリティ等の現代的課題を含む
- トライアルコースでは科目1と科目2の計13講座を体験受講できる
- 各科目のねらいと学習ポイントが明示されているため、自分の実践との接点を意識しながら受講できる
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:第2分野「方法」の学習内容
- 科目4「カウンセリング面接・相談法」:守秘義務の特殊性・初回面接・保護者面接を扱う
- 科目5「アセスメントとケースフォーミュレーション」:知能検査・パーソナリティ検査・Q-Uテスト・DSM理解を含む5講座
- 科目6「チーム学校とコンサルテーション」:教師・管理職・保護者へのコンサルテーションと事例検討会の運営法
- 科目7「チーム支援とコーディネーション」:医療・福祉機関との多職種地域連携を含む
- 科目8「SELとガイダンスプログラム」:構成的グループエンカウンター・SST・アサーション・ストレスマネジメント・キャリアガイダンス等7講座
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:第3分野「課題と実践」の学習内容
- 科目10「不登校の未然防止と対応」(4講座):政策・制度・法規の理解から学校づくり・個別支援ま
- 科目11「いじめの未然防止と対応」(6講座):未然防止・早期発見・重大事態の背景調査までを段階的に学ぶ
- 科目12「自殺の未然防止と対応」(4講座):自殺予防教育・リスク早期発見・緊急対応(クライシスマネジメント)を含む
- 科目13「発達障害支援」(2講座):アセスメントから支援計画・保護者支援の流れを学ぶ
- 科目14「危機介入」(1講座):災害・事件・事故等の緊急支援を対象(自殺緊急対応は科目12で別途扱う)
日本スクールカウンセリング推進協議会のガイダンスカウンセラー資格:申請要件と更新の仕組み
- 臨床発達心理士の資格保有者は比較的簡便にガイダンスカウンセラーを取得できる
- 資格有効期間は10年で更新が必要
- 臨床発達心理士の更新ポイントのうち多くがガイダンスカウンセラーの更新ポイントとして併用できる
- 一部はスクールカウンセリング推進協議会主催の研修受講が必須
- 更新に向けて受講した研修の案内画面や更新ポイント記録を保存しておくことが推奨されている
日本スクールカウンセリング推進協議会の公開シンポジウム:学びの場としての活用法
- 毎年6月に公開シンポジウムを開催(第16回は2026年6月27日、筑波大学東京キャンパス)
- 文部科学省の担当室長や元大臣など政策立案側の関係者が登壇し、最新施策を直接聞ける機会
- 生徒指導提要の改訂内容や「発達支持的生徒指導」など政策動向を実践に結びつけた議論が行われる
- 「國分康孝スクールカウンセリング賞」の表彰式もシンポジウム前に実施
- 会場参加形式で事前申込制(HPより受付)
日本スクールカウンセリング推進協議会のSC専門研修プログラム:受講申込の流れと注意点
- ①②③コースの申込受付は例年1月下旬〜2月下旬の約5週間程度と短い
- ④⑤ステップアップコースと医療機関実習は2月上旬〜2月下旬が目安
- 受講期間は4月〜翌1月の約10ヶ月間(全コース共通)
- 申込前に自分の会員種別と受講コースの詳細を協議会HPで必ず確認する必要がある
- 医療機関実習は受け入れ定員に限りがあるため早期申込が重要
- 初年度(2025年度)は176名が受講し、翌年度も同一料金・同一コース構成で募集が継続された
📖 主な出典:
基本情報・主管組織・受験資格・合格率などの事実情報は上記出典に基づきます。勉強時間・想定年収などは業界の一般的な目安として記載しており、個人差があります。最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。
広告枠(インアーティクル)
関連資格・比較
📌 掲載情報について:
本ページの数値・データは、各試験実施機関の公開情報、官公庁統計、Wikipedia等の一般情報源を元に編集しています。一部に推定値・編集部独自集計を含みます。受験申込・進路選択など重要な意思決定の前には、必ず文部科学省・各都道府県教育委員会の公式サイトで最新情報をご確認ください。
最終更新: 2026年4月19日