どんな学会か
一般社団法人日本音楽療法学会は、疾病と健康に関わる音楽の機能と役割を学際的に研究し、医療、福祉、健康、教育の領域で音楽療法を展開することを目的とする学会です。事業として、学術大会の開催、学会誌の発行、国際交流、音楽療法の国家資格制度化の推進、学会独自の音楽療法士の認定、養成や研修の講習会などを掲げています。
記事の題名は団体名ですが、学会が認定する資格は日本音楽療法学会認定音楽療法士です。学会は事業の一つに音楽療法士の国家資格制度化の推進を掲げており、認定音楽療法士は学会が独自に認定する民間資格です。
認定音楽療法士になる方法
現在の主な道は、学会の認定校に入学して音楽療法を体系的に学ぶ認定校コースです。認定校で音楽療法士カリキュラム・ガイドラインの必修科目を修得すると、資格試験を受けられます。在職者向けに設けられていた必修講習会コースは第六期で募集を終え、今後の開講はありません。
2026年度の受験資格は次の5つです。1と2に当たる人は一次試験から受け、3〜5に当たる人は一次試験が免除されて二次試験のみを受けます。
- 学会認定校の大学、大学院、専門学校を卒業した人、または2026年度に卒業見込みの人
- 必修講習会コースを修了し、所定の要件を満たした人
- 日本音楽療法学会認定音楽療法士補の資格を持つ人
- 学会のガイドラインに沿った科目を修めて海外で音楽療法士資格を取得した人
- 認定音楽療法士の資格を失効し、再取得を希望する人
2、3、5の区分では、学会の正会員で2026年度の年会費を納めていることも条件です。
試験の内容
一次試験はマークシートによる四肢択一の筆記試験で、前半75問・後半75問の計150問、試験時間は計150分です。出題範囲はカリキュラム・ガイドラインに基づく科目が中心です。二次試験は約15分の実技試験と口頭試問です。実技では、ピアノまたはギターの伴奏で、課題曲から選んだ曲を想定場面に合わせて弾き歌いします。口頭試問では、音楽療法士としての基本的な姿勢や、対象者を支援する力が確かめられます。
2026年度の日程と費用
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 受験申請 | 2026年11月9日〜24日、オンライン申請のみ |
| 一次試験 | 2027年1月17日、東京・大阪 |
| 一次試験結果発表 | 2027年1月25日 |
| 二次試験 | 2027年3月13日・14日のうち指定日、川崎市の昭和音楽大学予定 |
| 合格発表 | 2027年3月24日 |
受験料は20,000円です。申請方法の詳細は、2026年10月上旬までに学会サイトの2026年度認定試験のページに掲載されます。合格後は期限内に登録手続きを行い、すべての手続きが確認されてから資格が与えられます。手続きと支払い額は、会員か非会員か、正会員か学生会員かで異なります。
資格の更新と受験の準備
2025年4月1日から適用されている資格更新規則では、認定音楽療法士は学会の正会員を続け、原則5年ごとに更新を申請します。期日までに手続きをしないと資格を放棄したとみなされ、認定音楽療法士の呼称を使えなくなります。2026年度の更新申請の受付期間は10月9日から23日までです。
当サイトの提案:これから目指す人は、学会サイトの認定校一覧から通学できる学校を探し、入学前に卒業までの必修科目と実習の内容を学校に確認してください。2026年度に受験する人は、10月上旬に公開される申請方法を確認し、11月24日の締切までに申告書をそろえましょう。弾き歌いの課題曲は申請時に4曲を選ぶため、伴奏楽器と曲目を早めに決めて練習しておくことをおすすめします。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。