家電製品アドバイザーとは
家電製品アドバイザーは、一般財団法人家電製品協会が認定する民間資格です。協会は、家電の購入や使用の場面で消費者の案内役となり、豊富な知識と最新の情報で製品選びや上手な使い方を助言する人材を認定する資格だと説明しています。受験者には、家電の販売、ケーブルテレビの営業、家電販売関係のコールセンターなどで働く人が多いとされています。
資格は「AV情報家電」と「生活家電」の2種類に分かれています。両方に合格すると「家電製品総合アドバイザー」の資格が付与されます。同じ協会には「家電製品エンジニア」という別の資格もあり、試験科目や実施回数が異なります。
試験科目と合格基準
試験は、全国のテストセンターでコンピューターに解答するCBT方式です。受験者は申請後、自分で日時とテストセンターを選んで受験します。
| 資格区分 | 試験科目 |
|---|---|
| AV情報家電 | AV情報家電 商品知識と取扱い/CSと関連法規(共通科目) |
| 生活家電 | 生活家電 商品知識と取扱い/CSと関連法規(共通科目) |
各科目は55分・15問で、200点満点です。1回の試験でAV情報家電と生活家電の両方(3科目)を受験できます。合格基準は原則として各科目でおおむね得点率70%以上で、試験結果を踏まえて第三者委員会が毎回決めます。2026年3月(第50回)の試験では、140点以上が合格ラインでした。不合格でも合格基準に達した科目があれば、その後2回(1年以内)の試験でその科目が免除されます。一方の資格を持つ人がもう一方を受けるときは、共通科目が免除されます。
受験料と日程
| 受験の種類 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 両資格を受験(3科目) | 17,000円 |
| いずれかの資格を受験(2科目) | 10,200円 |
| 科目免除により2科目を受験 | 13,600円 |
| 科目免除により1科目を受験 | 6,800円 |
試験は毎年3月と9月の年2回です。2026年9月(第51回)の試験は終了しており、次回は2027年3月の予定です。受験料は、協会の都合で試験を中止した場合などを除いて返金されません。
直近の結果と資格の更新
2026年3月(第50回)の結果は、AV情報家電が受験者2,655人・合格者1,053人(合格率39.7%)、生活家電が受験者3,742人・合格者1,364人(同36.5%)でした。この回で総合資格に認定された人は884人です。受験者数には、科目免除で受けた人も含まれています。
資格の有効期間は交付日から5年間です。期限前に資格更新学習を行い、更新試験に合格すると、さらに5年間資格を保有できます。更新試験は合格するまで何度でも受けられますが、申請期間内に更新申請をしないと資格は失効します。たとえば2026年10月末に有効期限を迎える人の更新申請期間は2026年7月21日から10月20日まで、更新試験の合格期限は10月31日です。
高得点で合格した人には「エグゼクティブ等級」が認定されます。2026年3月の試験では、家電製品アドバイザーのエグゼクティブ等級の基準は180点以上(得点率90%)でした。資格を持っている人が等級の取得を目指して受験する「エグゼクティブ・チャレンジ」という制度もあります。
当サイトの提案:初めて受ける人は、まず仕事で扱う製品がAV情報家電と生活家電のどちらに近いかを考え、一方の資格から受けるか、両方を同時に受けるかを決めてください。2027年3月試験の受験申請期間が協会のホームページで発表されたら、早めに申請してテストセンターの空き日時を押さえると、希望の日に受けやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。