独検の概要
ドイツ語技能検定試験は、日本におけるドイツ語の普及と向上、ドイツ語教育の充実を目的に、1992年に当時の財団法人ドイツ語学文学振興会の主催で始まりました。ドイツ語名はDiplom Deutsch in Japanです。主催者は、日本の団体が主催する唯一のドイツ語検定試験として全国で実施していると説明しています。
沿革によると、1995年から年2回の実施になり、2008年に準1級と5級が増設されました。2016年にはインターネット受付が始まり、名称が夏期試験と冬期試験に変わっています。2024年12月からは解答方法がマークシート方式に移行しました。2013年4月には、独検1級合格者を対象に、通訳案内士試験の外国語筆記試験の免除の適用が始まっています。
各級のレベルと試験時間
| 級 | 学習経験の目安 | 試験時間 | CEFRとのおよその対応 |
|---|---|---|---|
| 5級 | 授業約30時間以上、語彙550語 | 筆記40分・聞き取り約20分 | A1/1 |
| 4級 | 授業約60時間以上、語彙1000語 | 筆記60分・聞き取り約25分 | A1/2 |
| 3級 | 授業約120時間以上、語彙2000語 | 筆記60分・聞き取り約25分 | A2 |
| 2級 | 授業約180時間以上、語彙3000語 | 筆記80分・聞き取り約30分 | B1 |
| 準1級 | 数年以上の継続的な学習、語彙5000語 | 一次:筆記90分・聞き取り約35分、二次:口述約8分 | B2 |
| 1級 | 数年以上恒常的にドイツ語に接している人、語彙制限なし | 一次:筆記120分・聞き取り約40分、二次:口述約13分 | C1・C2 |
CEFRとの対応は主催者が示す「およその目安」です。準1級の二次試験は、ドイツ語を母語とする人と日本人による会話形式の口述試験で、写真素材を使います。1級の二次試験は、示されたリストから一つのテーマを選び、それをめぐって質疑応答をする形式です。どちらも発音とイントネーション、文章構成能力、コミュニケーション能力などが審査されます。独検2026冬の二次試験はオンラインでの実施が案内されています。
独検2026冬の日程と検定料
独検2026冬は全級を対象に、12月6日に一次試験が行われます。出願期間は9月1日からで、インターネットは10月22日まで、郵送は10月23日消印有効までです。車椅子や難聴など受験に配慮を要する人は、郵送で9月15日必着の出願が必要でした。受験票は11月13日に発送予定で、2級から5級の結果は2027年1月12日、準1級・1級の一次試験結果は12月23日に発送されます。準1級・1級の二次試験は2027年1月24日です。
| 級 | 単願(税込) | 下の級との併願(税込) |
|---|---|---|
| 5級 | 4,500円 | – |
| 4級 | 5,500円 | 4級・5級で9,000円 |
| 3級 | 7,500円 | 3級・4級で12,000円 |
| 2級 | 9,500円 | 2級・3級で16,000円 |
| 準1級 | 11,500円 | 準1級・2級で20,000円 |
| 1級 | 13,500円 | 1級・準1級で23,000円 |
準1級と1級には一次試験免除の制度があります。二次試験で不合格になった人のうち一次試験の高得点者に、次年度だけ有効な免除資格が与えられます。免除を申請する場合は郵送での出願が必要で、検定料は一般の受験者と同じです。
2027年の予定
独検2027夏は2級・3級・4級・5級を対象に2027年6月27日、出願はインターネットが4月1日から5月20日まで、郵送が5月21日消印有効までの予定です。独検2027冬は全級を対象に一次試験が2027年12月5日、1級・準1級の二次試験が2028年1月23日、出願はインターネットが9月1日から10月21日まで、郵送が10月22日消印有効までの予定です。2026年と同じく、2027年も準1級と1級は冬だけの実施です。
出願前の確認ポイント
当サイトの提案:級を選ぶときは、主催者が示す授業時間と語彙数の目安を自分の学習量と比べ、公式サイトの過去問題サンプルで筆記と聞き取りの形式を確かめてから決めると安心です。併願は隣り合った級に限られるため、たとえば3級と2級で迷う場合は併願料金と単願料金の差も見て判断してください。準1級・1級を目指す人は冬にしか機会がないので、二次試験のオンライン実施の要件も含めて早めに確認しておきましょう。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。