検定の概要と主催団体
エスペラント学力検定試験は、一般財団法人日本エスペラント協会が実施しています。日本でエスペラントを学ぶ人が学力の進み具合を測れるように設けられた試験です。現在の4段階の制度は1987年に定められ、1996年に改訂されました。合格者には合格証が授与され、協会の会誌に名前が掲載されます。ペンネームや匿名での掲載もできます。
級ごとの内容と合格基準
級は上級から順に1級、2級、3級、4級です。合格するには、各級とも筆記と会話の両科目で60点以上が必要です。試験中は辞書などを見ることはできません。
| 級 | 目安となるレベル | 筆記 | 会話 |
|---|---|---|---|
| 1級 | 複雑な内容や言い回しを含めて自由に使いこなせる | 90分。一般問題・文法問題・エスペラントで書く小論文 | 10分以内 |
| 2級 | 普通に使いこなし、文法を人に説明できる | 90分。一般問題・文法問題・日本語で書く小論文 | 10分以内 |
| 3級 | 易しい文の読み書きができ、自己紹介を自発的にできる | 60分 | 5分以内 |
| 4級 | 初級講習を終えた程度の読み書きができ、一問一答で自己紹介ができる | 60分 | 5分以内 |
会話は筆記試験の会場に近い小部屋で、試験官と受験者が1対1で行うのが通例です。Zoomで行う場合や、録音する場合もあります。2級は初等講習の講師にふさわしい級と位置づけられています。
2026年11月の試験日程と受験料
東京のエスペラント会館では、11月22日に一般試験があり、10時30分から1級と3級、14時から2級と4級を行います。11月23日には点字試験があります。一般試験の申込締切は11月8日で、点字試験の締切は9月23日でした。京都のエスペラント会館では11月28日の14時から2級・3級・4級の一般試験があり、申込締切は11月14日です。京都の試験はスカウトエスペラント連盟日本支部が主催します。10月の日本エスペラント大会(千葉)では、今回は試験を行いません。
受験料は税込で1級6,000円、2級4,500円、3級3,000円、4級1,500円です。2級と3級、または3級と4級は、両方の受験料を払えば同時に受験できます。この場合、筆記は上の級の試験時間で行い、会話は上の級に相当する内容で合否を判定します。受験者の都合で欠席しても受験料は返金されません。
申込方法と結果の通知
申込は、協会サイトの各試験の案内ページにあるフォームから行います。日本エスペラント大会など行事の中で試験が行われるときは、大会参加と一緒に申し込める場合があります。申込期限は原則として試験日の2週間前までです。一度合格した級を再び受けることはできません。合否は通例、試験後1か月以内に通知され、答案用紙は返却されません。
受験準備の進め方
当サイトの提案:まず協会サイトで公開されている各級の過去問題を解き、自分に合う級を決めてください。3級と4級の間で迷う場合は、同時受験を使うと1日で両方に挑戦できます。会話試験では自己紹介が求められるため、名前、住んでいる地域、エスペラントを学ぶ理由をエスペラントで言えるよう準備しておくと、当日落ち着いて答えられます。申込締切は会場ごとに異なるので、受ける会場の案内ページで日付を確認してから申し込みましょう。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。