HSKを主催する機関と資格の性格
HSKは、中国政府教育部直属の機関である教育部中外語言交流合作中心が主催する中国語の検定です。主催機関の名称は改組に合わせて変わっており、2020年8月以降は中外語言交流合作中心となっています。2023年以降、成績報告に表記される試験名は「汉语水平考试」から「中文水平考试」へ変わりましたが、HSK日本実施委員会は成績の効力に変更はないと説明しています。
日本の国家資格や公的資格とは制度が異なり、中国政府機関が主催する語学試験として位置づけるのが正確です。成績を就職や進学に使う場合、必要な級は提出先ごとに違うため、企業や大学に直接確認するよう案内されています。
試験の種類と受験資格
筆記試験は1級から6級までの6段階で、口頭試験(HSKK)は初級・中級・高級の3段階です。筆記と口頭は独立した試験なので、どちらか一方だけを受けることも、両方を受けることもできます。HSK日本実施委員会のQ&Aでは、国籍による受験制限は設けておらず、何級からでも受験でき、合格済みの級を再び受けることもできるとしています。
成績の有効期間は用途によって異なります。外国人留学生が中国の大学に入学する証明として使う場合は受験日から2年です。それ以外の中国語能力の証明としては期限を設けていないため、提出先の基準を確認します。
2026年の受験料と試験時間
| 試験 | 受験料(税込) |
|---|---|
| 筆記6級 | 11,550円 |
| 筆記5級 | 9,900円 |
| 筆記4級 | 7,920円 |
| 筆記3級 | 6,600円 |
| 筆記2級 | 5,060円 |
| 筆記1級 | 3,850円 |
| 口頭試験 高級・中級・初級 | 8,250円・7,150円・6,050円 |
試験は午前の筆記(2・4・6級)、午後の筆記(1・3・5級)、夕方の口頭試験の3つの時間帯に分かれ、時間帯が異なれば併願できます。試験時間は1級が約50分、6級が約150分です。2025年7月試験以降は、試験日の約1か月後にインターネットで成績を照会でき、成績通知書のPDFをマイページから無料で取得できます。紙の成績報告の郵送は別途申請で1,100円かかります。
今後の日程とHSK3.0への移行
確認日時点で申込を受け付けている回は、11月7日(申込は10月7日まで)、11月22日(10月22日まで)、11月23日(10月23日まで)です。12月13日の回は10月13日から11月13日まで申込を受け付ける予定です。10月17日・18日の回は申込が終わっています。
中国の主催団体は、2026年12月から改訂版の「HSK3.0」で試験を行うと発表しました。HSK日本実施委員会によると、日本国内で2026年内に行う試験は現行のHSKのままで、試験内容や受験料も変わりません。2027年以降の国内実施方法は中国側と調整中で、確認日時点では決まっていません。
受験前に確認したいこと
当サイトの提案:まず成績の提出先に、必要な級と、口頭試験の成績も求められるかを確認しましょう。次に受験したい回の申込期限と会場の都道府県を確かめます。2027年以降に受験する予定なら、HSK3.0の出題範囲や形式の発表をHSK日本実施委員会の「2026年実施のHSK試験について」で追い、教材を選ぶのは発表後にすると無駄が少なくなります。
参照資料と確認日
2026年10月3日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。