販売主任者の役割と2つの種類
高圧ガス保安法第28条第1項は、経済産業省令で定める高圧ガスを販売する業者に、販売所ごとに販売主任者を選任するよう求めています。選任できるのは、製造保安責任者免状か販売主任者免状を持ち、販売に関する経験を持つ人です。販売主任者免状には第一種と第二種があります。
高圧ガス保安協会(KHK)の説明では、第一種はLPガス以外の高圧ガスの販売所向けで、販売主任者の選任が必要なガスとして、アセチレン、アンモニア、塩素、酸素、水素、メタン、モノシランなど22種類が一般高圧ガス保安規則第72条に挙がっています。第二種はLPガスの販売所向けです。第二種の免状を持つ人は、工業用LPガスの販売主任者のほか、家庭用LPガスの販売所に置く液化石油ガス法上の業務主任者や、その代理者にも選任されることができます。KHKは、液化石油ガス法の業務主任者は第二種販売に限定されていると説明しています。
なお、甲種・乙種の化学責任者と機械責任者の免状を持つ人は、販売主任者の資格要件を満たしています。丙種化学(液石)の免状ではLPガスの販売に限られます。
2026年度の試験
令和8年度(2026年度)の試験日は2026年11月8日(日)で、受験申請は8月17日から9月2日まで受け付けられ、締め切られています。受験資格の制限はありません。販売主任者試験は第一種・第二種とも都道府県知事の試験で、各都道府県に試験地があります。
| 種類 | 法令 | 保安管理技術 | 電子申請 | 書面申請 |
|---|---|---|---|---|
| 第一種販売 | 高圧ガス保安法令(択一式20問) | LPガスを除く高圧ガスの販売に必要な保安管理の技術(択一式20問) | 8,500円 | 9,000円 |
| 第二種販売 | 高圧ガス保安法と液化石油ガス法の法令(択一式20問) | LPガスの販売に必要な保安管理の技術(択一式20問) | 6,700円 | 7,200円 |
試験時間は法令60分、保安管理技術90分で、合格基準は各科目とも満点の60パーセント程度です。知事試験の合格者番号は2026年12月18日に公表され、合否通知書は2027年1月5日に発送される予定です。
講習で保安管理技術を免除する方法
KHKの高圧ガス販売主任者講習を修了し、保安管理技術の検定に合格すると、国家試験は法令だけの受験になります。講習は法令7時間と保安管理技術14時間で、受講受検料は第一種・第二種とも16,700円です。テキスト代は含まれません。
令和8年度の予定表では、第一種は年1回で、7月3日の検定で終わっています。第二種は年2回で、第2回のインターネット申込期間が2026年11月10日から24日まで、オンライン講習の視聴期間が2027年2月5日から25日まで、検定日が3月12日です。講習を修了しても国家試験の申込は別に行う必要があります。
合格後の手続き
合格者は、合否通知書と一緒に届く申請書でKHKに免状交付を申請します。販売所で選任されるには、免状とは別に販売に関する経験も求められます。
当サイトの提案:扱うガスがLPガスかどうかで種類が決まるので、まず販売予定のガスを一覧にして第一種と第二種のどちらが必要かを確認してください。LPガス販売所で業務主任者を目指す場合は第二種を選び、免状取得後の実務経験の期間も勤務先と相談しておくと、選任までの見通しが立てやすくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。