日本心身医学会とはどんな団体か
一般社団法人日本心身医学会は、心と身体の関係を科学的に研究し、それを医学に活用する心身医学の学術団体です。学会の説明によると、心身医学は高血圧症や胃潰瘍のように心理・社会的因子が深く関わる身体疾患、いわゆる心身症を主な対象にしています。学会は1979年に日本医学会の分科会として加入し、日本学術会議の登録学術研究団体でもあります。
心身医学の実践には医師だけでなく、心理職、社会福祉士、看護師などのチーム医療が必要だと学会は説明しています。学会誌「心身医学」と英文誌「BioPsychoSocial Medicine」を発行し、総会と学術講演会、各支部の地方会を開いています。
学会の認定制度
学会の認定制度には、医師を対象とする心身医療専門医と認定医、心理職を対象とする認定医療心理士があります。さらに日本心療内科学会との合同認定制度として心療内科専門医があります。いずれも学会が認定する資格で、国家資格には当たりません。
心身医療専門医の第19回試験の会告では、申請資格を医師歴6年以上、学会会員歴6年以上、学会研修施設での3年以上の研修歴などとしています。2026年度の申請書類受付は7月1日から8月31日までで、すでに締め切られています。試験は2026年12月20日に東京大学で行われ、書類審査、筆記試験、症例要約と口頭試問、OSCEの4項目で判定されます。受験料は22,000円、認定料は33,000円で、認定期間は2027年2月1日から5年間です。
認定医療心理士の受験資格
認定医療心理士は、医師の包括的または直接的な指示のもとで医療における臨床心理活動を行う心理士を認定する資格です。受験の基本は公認心理師の登録者で、ほかに大学・大学院で心理学系を専攻した人などが、コ・メディカルスタッフ認定制度委員会の審査を経て承認される場合があります。受験には次の条件をすべて満たす必要があります。
- 研修診療施設で、常勤なら2年以上、週15時間以上の非常勤なら3年以上の臨床研修を受けていること
- 学会の会員歴が2年以上あること
- 心身医学に関する学会発表1回以上と論文1編以上、または心身医学会の総会・地方会に3回以上出席していること
- 学会などが開く心身医学の講習会や認定医療心理士講習会を2回以上受講していること
認定医療心理士の試験と費用
試験は書類審査、筆記試験、面接試験で行います。受験料は11,000円、合格後の認定料も11,000円で、どちらも消費税込みです。認定期間は5年です。直近の第22回試験は、申請受付が2025年11月14日から12月14日まで、試験日が2026年2月8日で、すでに終了しています。次回の日程は学会誌またはホームページで知らせるとしています。
学会への入会はウェブで申請し、理事または代議員の推薦が必要です。推薦者に心当たりがない場合は事務局に相談できます。年会費は普通会員14,000円、学生会員8,000円、大学学部学生は2,000円です。2026年度から口座引き落としは停止され、クレジット決済か振込で納めます。
資格取得を考える人へ
認定医療心理士は会員歴2年と臨床研修の期間が必要なため、入会と勤務先の確認を早めに進めることが大切です。
当サイトの提案:心理職の人は、まず勤務先が学会の定める研修診療施設に当たるかを、学会認定の指導医や認定医の在籍で確認してください。次に入会して会員歴を積み、講習会の受講証明と総会や地方会の参加証を保管します。秋ごろに学会のお知らせ欄で次回の試験案内を確認し、申請期間に間に合うよう書類をそろえると無理がありません。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。