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資格・講習・登録制度の解説

農業水利施設機能総合診断士

記事更新日:編集:マサキ

学ぶ内容と準備の進め方を、制度の条件や参照先とあわせて整理します。

この記事の目次 5項目

機能総合診断士の役割

農業水利施設機能総合診断士は、一般社団法人農業土木事業協会が実施する講習会を受講し、試験で一定水準の機能診断技術があると認定されて登録した人に与えられる資格です。協会は、戦後に整備されたダム、頭首工、用排水路、ポンプ場などの施設を長く使うために、機能診断と適時の補修・補強を担う技術者の養成を目的に挙げています。

診断士には、既存の農業水利施設の機能を調査し、劣化を判定して保全対策を立案する業務が期待されています。水路の一部を診断する場合でも、施設全体を一つの農業水利システムとして理解し、必要に応じて各分野の専門技術者の協力を得ながら、総合的な機能診断と経済比較を行って最適な機能保全計画を策定するとされています。協会によると、農林水産省は平成20年度から、ストックマネジメント・機能診断業務のプロポーザルでこの資格を技術者評価の加点対象にしています。

講習会の受講資格と内容

認定試験を受けるには、まず協会の講習を修了する必要があります。2026年度の講習の受講対象は、8月1日時点で次のいずれかに当たる人です。

  • 技術士(農業部門の農業土木または農業農村工学)
  • 農業土木技術管理士
  • コンクリート診断士
  • 農業農村整備事業の調査・計画・設計・施工・積算等の技術的な実務経験が7年以上の人(大学院修了者は修了後5年以上)

実務経験は、2年間でCPD30単位以上を取得した場合、技術士(農業部門)の監督下で2年以上業務を行った場合、農業工学関連のJABEE認定プログラムを修了した場合、技術士の一次試験に合格した場合に、3年短縮できます。講習はWeb形式で、2026年度は10月1日から31日までに、ストックマネジメント、保全計画の策定、開水路・パイプライン・水路トンネル・ポンプ・ゲート・電気・水管理設備の劣化特性と調査診断など13の講義を受けます。受講料はテキスト代込みで55,000円です。

2026年度の認定試験

認定試験の受験資格は、平成19年度以降の講習修了者です。2026年度の講習と試験の申込期間は8月25日から9月26日までで、すでに締め切られています。試験は11月28日(土)に札幌、東京、名古屋、福岡の4会場で行われ、受験料は16,500円です。

試験 時間 内容 配点
択一式 11時〜12時30分 機能診断の技術的知識を問う四肢択一30問 30点
記述式 13時30分〜16時 1,800〜2,400字で専門知識を問う 30点

合格には、択一式と記述式のそれぞれで50%以上を取り、かつ合計で60%以上が必要です。2022年度からは、択一式で21問以上正答すると翌年と翌々年の択一式試験が免除されます。協会は過去の記述式問題を公開しています。2025年度の結果は受験者85名、合格者33名で、合格率は38.8%でした。2026年度の合格発表は2027年3月1日の予定です。

登録と更新

合格者は2027年3月1日から19日までに登録を申し込みます。新規登録料は11,000円で、希望者は3,000円で資格者証を受け取れます。登録の有効期間は合格後5年目の3月31日までです。更新では、資格期間中に行った機能診断・ストックマネジメント業務か、参加した関連講習会の内容をA4用紙2枚程度のレポートにまとめて提出し、登録更新料22,000円を納めます。

当サイトの提案:2027年度に受けたい人は、まず技術士、農業土木技術管理士、コンクリート診断士のどれかを持っているか、ない場合は実務7年以上と短縮条件に当たるかを確認してください。記述式の配点が択一式と同じ30点なので、講習を受けたら協会が公開している過去の記述式問題を使い、制限時間内に1,800字以上書く練習を早めに始めることをおすすめします。

参照資料と確認日

2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。

参照情報

参照先と確認日の見方

資料の対象年度と確認日は本文の記載をご覧ください。記事更新日は、公式資料の発表日や確認日とは異なります。申込前には実施機関の最新案内を確認してください。

農業土木事業協会:農業水利施設機能総合診断士とは

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マサキ
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