Pro Tools技術認定試験の実施団体
Pro Tools技術認定試験は、一般社団法人日本音楽スタジオ協会(JAPRS)が実施する民間の認定試験です。Pro Toolsはアビッドテクノロジー社のDAWソフトですが、この試験を主催し認定証を交付するのはJAPRSです。協会は、音楽スタジオで働く人にPro Toolsの操作能力がますます求められていることから、2004年度からサウンドレコーディング技術認定試験と並行してこの試験を実施しています。
対象となるソフトのバージョンは年度ごとに決められており、2026年度はPro Tools Ver.2025.6でした。協会は、その年度に広く採用されているバージョンを対象にすると説明しています。
合否ではなくランクで認定
この試験は受験者の合否を判定するものではなく、現在の習得レベルを判断することを基本としています。1000点満点の得点により、A(901〜1000点)、B(701〜900点)、C(451〜700点)、D(201〜450点)、E(200点以下)のランクが認定されます。あわせて、初級・中級に区分された「Pro Tools概要」「録音・編集」「ミキシング」「シンク・MIDI・ファイル管理など」の分野別成績証明書が交付され、自分の得意分野と不得意分野を確認できます。
2026年度の試験内容と申込
2026年度の試験は9月6日(日)10時から11時30分に行われ、すでに終了しています。出題形式は四者択一のマークシート方式で90分、遅刻は係員が正当な理由と判断した場合に限り試験開始後20分まで認められました。受験資格は高校卒業以上、または同等の学力を有すると認められる人です。
受験料は5,500円(税込)です。出願受付期間は6月1日から7月10日(当日消印有効)で、Webフォームによる受験申請書の請求は7月6日15時までとされていました。個人受験の人は申請書に払込金受領書と写真2枚を貼り、切手440円分を同封して簡易書留で送ります。事前に連絡すれば協会事務局へ持参することもできます。受験票は8月24日までに郵送され、個人受験の会場は全国主要都市の団体受験会場のいずれかを協会が指定します。
成績証明書は受験者全員に無料で交付され、クレジットカードサイズの認定証カードを希望する場合は770円の発行手数料を払います。2026年度の認定証カードは10月下旬の郵送予定です。
出題範囲
出題は協会発行の「2026年度版Pro Tools技術認定試験問題集/技術資料集」から行われ、次の4ブロックに分かれています。
- A Pro Tools概要:概要、セッションとトラック
- B 録音・編集:録音、編集
- C ミキシング:ミキシングの基礎、プラグイン、オートメーション、ミックスダウン
- D シンク・MIDI・ファイル管理など:シンク、セッションデータのインポートとエクスポート、MIDI、用語集・ショートカット
各ブロックで初級と中級の問題、さらに技術資料集からの問題が出題されます。問題集・技術資料集は2,200円(送料別)で、協会の直販のみです。協会は、既にスタジオで働いている人には易しく感じられ、学校で習得中の人は履修の進み具合によって難しさの感じ方が変わるだろうと説明しています。
受験の準備
当サイトの提案:2027年度の日程は未発表ですが、2026年度は6月に出願受付が始まりました。受験を考えている人は、春になったら協会の試験ページで対象バージョンと出願期間を確認し、自分が使っているPro Toolsのバージョンとの違いを把握しておいてください。学習は年度版の問題集・技術資料集を中心に、4ブロックのうち普段あまり触れないシンクやファイル管理の操作を実際のセッションで試しておくと、分野別の成績にばらつきが出にくくなります。
参照資料と確認日
2026年10月4日確認。年度を記載した日程・手数料は、その年度の公式案内に基づきます。